「うわー」って思える時
「うわー 届きそうだ」
もちろんそんな事がある訳はないのだが、届きそうなほど低い。
雲。
本当に雲が低い。
背伸びをしてグイッと腕を伸ばせば、ふんわりと掴めるんじゃないか、そんな風に思えた。
眺めれば眺めるほど、出来そうな気がしてくる。
不思議な感覚。
びっくりするくらいに大きな夕陽だったり、作りもののような月だったり、この世の終わりみたいに真っ赤な夕焼けだったり。
そんな「うわー」って時に出会えるのがすごく好きである。
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