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7/10先行発売の樋口楓ニューシングル「Baddest」PVから伝わる<悪さ>とは①

https://lnk.to/LACM-24125d

本発売は8/25らしいですが、メイン歌であるBaddestだけ既に発売されているようです。もちろん筆者には1円も入らないリンクです。

歌手は樋口楓。基本的にゲームで遊んだりしているYouTuber。

どちらかというといわゆるバーチャルYouTuberとかに属していると言えそうなため、これまでぼくは自分の好きなジャンルでもあることから普通のYouTuberとの違いとかについていちいち記載してきましたが、割と昨今の一億総YouTuber時代においては良い意味で仮想存在だの実存だのの境目みたいなものに拘る必要はなくなってきたように思えるため最近は割愛しています。

興味があればバーチャルYouTuber関係のnoteをプロフィール右カラムあたりにたばねてあるはずなのでそちらへ……

今回の歌はタイアップシングルでもあるので、タイアップ先であるアニメ「100万の命の上に俺は立っている」の冒頭でも聴けることでしょう。

本人だけでなく、タイアップ先もレーベルもプロモーションしてくれるってかなり柔軟性があって良いですね。もちろんそういうお互いに宣伝し合いましょうねみたいな契約なのかも知れませんが……

Baddestとは

歌の題名はBaddest。

まずBadの最上級としてWorstではなくBaddestを使う理由として、斯様な意味がある。

baddest は、何かが1番の人に対しての褒め言葉や、肯定的なことを述べる時によく使われます。通常は格闘技などでよく使われるスラング言葉です。例文
In the 90’s Mike Tyson was the baddest heavyweight boxer on the planet.
「マイクタイソンは90年代の地球上で最強/最高のヘビー級ボクサーだった」
Baddest と worst は、文字を見ただけでは、同じ意味の言葉と思いがちですが、皮肉にも全く反対の意味になることを覚えておきましょう。

https://sandwicheikaiwa.com/podcast/podcast91/

「Baddest」は「悪(わる)」じゃないんですね。折しも樋口の同僚として事務所に加入した最後の(最新の、という意味でもあります)バーチャルライバーである周央サンゴさんには「悪(わる)なんだぁ……❤」という口癖がありましたが、何の関連性もないですね。

Baddestはお前がNo.1だよという意味だとわかりました。

と思ったら本人も言っていた。

No.1とは樋口自身がNo.1なのか、お前は本当はNo.1なんだよとリスナーに呼びかけてくれているのかをいかに捉えるかは聴いた人の自由、裁量権があるとぼくは思いますが、No.1の割に歌のPV内では結構樋口は酷い目に合い、自分そっくりの容姿の敵のような人に命を奪われそうになる。

命を奪われてしまってはたとえNo.1であったとしてもその事実は握りつぶされてしまうでしょう。どういうことなのか。

ランティスというチームの体制なのかどうかはわかりませんが、多分きちんとミュージックビデオを制作するという風土があると思われる。

もちろんタイアップだからかも知れません。アニメ主題歌だからってPVが創られないパターンなんて昨今でもいくらでもあるでしょうが、おそらくランティスレーベルからアニメのオープニング主題歌に選ばれる歌を輩出するという結果は彼らのマーケティング活動が最大値まで結実したことをも意味する。それなら創りますね。

割と重たいテーマ……といいますかリスナーにとってキーポイントとなる歌である場合、今回のようにPVが作られたりやはりシングルカットされたり大きなタイアップとなったり、Album冒頭の歌にされたり色々な方法があると思います。

そのカテゴリにおける1つ前にはアンサーソングという歌がありました。やはりPVが作られた。

樋口は割と初期から大舞台を踏む際には鏡の中の自分に「樋口お前本当に行けんのか やれんのか」と話しかけて自らを鼓舞したり罵倒したりすることでそれに逆らうようにモチベーションを半ば強制的にコペルニクス的転回させてまで奮起するようなルーティーンを持っていた。

つまり唄っている当人である樋口にとって、もうひとりの自分というものがその人生を進める上での大きなテーマであるのかも知れない。

もうひとり自分がいることは目を逸らせない事実になっていて、事実はどうやっても頭の中に居座り続ける。そしてその事実は自分の行動規範を決める上であまりポジティブには作用しないのかもしれない。

アンサーソングにも鏡の中の自分を見る描写があり、異なる選択肢を選んでいた分岐先の自分みたいな存在まで登場したりしました。

当時は感想を書いていました。

後記

なんか硬い書き方になってしまうかもしれませんが、ぼくは普段歌を聴く時にそんなことまでいちいち調べません。

好きなミュージシャンの歌だ、と思って買ったらその先は脳死で1リピートボタンを押すだけです。

長くなったので分けます。お読みくださりありがとうございました。

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