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首巻きとネックウォーマー

買ってよかったものを真面目に考えますと、ぼくは首巻きと答えます。

首巻きという単語を述べたところで思うのですが……世間的には題にもした「首巻き」「ネックウォーマー」いずれの呼び方がなされるのでしょうか。ぼくにはあまり判然としません。

誰かにこのカテゴリのことを話す時は、多分首巻きと言うことでしょう。逆に口頭でnekkuwo-ma-と発したときに、認識してもらえるかどうか割と不安だったりしませんか?

もう一度伝えればいいだけですか?そうですよね……

首巻きが活きるとき

ともあれぼくは く び ま き とたったよっつだけ発声すればいいこの単語とともに文字通り首巻きと生きています。

正確には生きていました。言い方が過去であるのは、最近はあまり使っていないため。

クロスバイクを駆るときに(別に自転車でもなんでも良いのですが格好つけたかっただけです)真っ先に季節が暮れるとともに問題となるのが耳が凍りつくこと。

昔の方々はどうしていたんでしょうか?もう11月にもなれば、あの極寒の空気が自分の高速移動によりさらに冷やされた状態で自分の身体、というか体表が表に出ている部分にまとわりつきます。つまり顔ですね。

雪国で使われるあのヘッドホンタイプのもこもこした耳当てを使っていたのでしょうか。首巻きが非常に便利なのは、耳だけでなく鼻も隠れることです。

当然医療従事者でもないためぼくにはさっぱり原理が解っていませんが、寒いと過剰に鼻の奥から粘膜が色々分泌してしまうように感じます。これが抑えられるのもでかい。そうでなければ擦り切れて鼻がボロボロになってしまうことでしょう。炎症ですね。

安い

いつだったか、春頃にバスを待っていた時、ご高齢でいらっしゃる淑女から話しかけられ、ぼくは首巻きをしたままお話をした記憶があります。そこで最後らへんに、ぼくがしている首巻きが私にも良さそうとおっしゃっていたようにも記憶しています(時として年長者の方は自分より年下の人間を褒めてくれがちな傾向にあるかも知れません)。ぼくは近くのどこどこでこんなに安く買えますよとお話したことを覚えています。

もしかしたらぼくの方から話しかけたのかも知れません。あまり話しかけやすい格好をしていないはずなので……

安い、の基準は人それぞれですが消耗品ではなく少なくともひとシーズン(寒いと思われる間:10月~4月)は持たせられるはずであり、そこに1000円にも満たない必須の防寒具として手に入れられるのであれば非常に安価だと思っております。

値段を一切気にしないのであれば、「おしゃれチャンス」というのもあります。アルペンのような専門店でスノボ用の顔覆いフードとも呼べるような首巻きを買えば割とご紹介した5-6倍という恐ろしい値段はしますが、値段に応じたかっこよさでライバルに差をつけられると思います。

ぼくはものは出来得る限り安く手に入れることが本望だと思っていたはずですが、自分が永続的に身に着けているものとなるとその佇まいに愛着とか固執が起こってしまうのか、それらに手を出すのも悪くないのかも知れないと思ってしまっています。いわゆるその先は沼というものかも知れませんね。極まった人がマツコの知らない世界あたりに登場しうるかも知れません。

後記

当時はあまり意識してなかったのですが、ちょうど11ヶ月ほど前はマスクをしていないと村八分になるような雰囲気が起こり始め、多かれ少なかれ今でも続いていると思います。自分や他者は適切に守られなければなりません。

そこにも首巻きは役に立つと思います。マスクをつけて首巻きとかだと苦しくて逆に死んでしまうかも知れませんが、やりようはありそうだということで……

お読みくださり有難うございました。

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