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どうであっても大丈夫

かなり前の話しになりますが、娘が中学受験をしていました。

私が娘の特徴からして中学受験をしたがるんじゃないかと思ったのと、勉強があまり得意ではなさそうに見えたので、中学受験用の進学塾が学習塾代わりになるだろうという、安易な気持ちもありました。

私から娘に「きっとあなたは中学受験したいと言い出すだろうから、今からいくつか体験をして、目星をつけておこう。」と誘いました。

娘は1つ目の体験のところをとても気に入り、少し早い年齢でしたが、塾に通うことにしました。

しかし入ってみると、学習塾の代わりにとか、きっと娘は受験したいだろうからなんて、軽い気持ちではついていけないほどハードでした。

娘に「やっぱりやめる?」と聞いても「続ける!受験する!」とばかり。だけれども、寝ても覚めても勉強、遊ぶ時間もほとんどなく、だからといって娘が楽しそうに宿題をしたり、塾に通ってるわけではなく、時には泣きながらでした。

どうしたら、少しでも娘が辛くなく受験勉強が続けられるか、何度も娘と話し合い、考えてきましたが、お互いに辛いままでした。

私の中で、受験したいなら途中でやめれない、夫も金銭的にもきついから、受験するつもりなら、そこそこの学校に受かってほしい、という気持ちと、娘もやる気だと口にはしているが、そうは見えない。そんな日々が続きました。

夫とも何度も話し合ううちに、どうして、私は「受験したいなら途中でやめれない」と思ったのだろうと考えました。

例えば、一度やめて5年や6年からまた始めてもいいわけなんですが、今でもすごいスピードで授業が進んでいるのに、それに元々、勉強が得意でないのに、一度やめて、でもやっぱりしたいと思っても、もうついていけない、そうしたら受験に失敗してしまう、と思っていたのです。

それに、何年も高い塾費用を払い、何年も娘が遊べずに勉強だけの日々を過ごして、失敗したらと思うととても怖かったです。

なので、私の中で、するかしないか、しかない。しか選択がなく、また娘はしたいというに決まっている、だから上手くいくように一緒に考えないと、と思っていました。

書いていて思うのですが、私、怖い・・・笑
でも、あの頃は娘のため、と信じていました。

後、私は子どもと一緒に寄り添いたい、という気持ちがあります。でも、大概が上記のように行き過ぎて子どもの人生を自分の人生のようにはき違えてしまうのです。

私の親は放任主義でした。それはとても有難かったと思っているし感謝もしているのですが、どこかで「寂しかった」「一緒に考えてほしかった」「心が折れそうなとき励ましてほしかった」という気持ちもありました。

なので、余計に寄り添いたい気持ちが加速したのです。
ただ、私は学校は遅刻して行ったり、休みたい時に休んだり、宿題もほとんどせず、忘れ物ばかりでした。

それでも、私は今、幸せに生きています。たくさん挫折もありましたが、後悔もたくさんありましたが、それでも今、全てが経験と言え、失敗をしても大丈夫と胸を張って言えるようになりました。

なのに、子どものこととなるとそのことをすっかり忘れて、不安になってしまっていたのです。

そのことに、はたと気がつき、「そうだ、私だって色々あったけど、今、とても素敵な人生を送っているじゃないか、それなら娘だって、これから失敗しょうが後悔しようが、大丈夫に決まっている。」と思ったのです。

その頃、ちょうど娘からは「やめるかどうか、もう少し考えたい。」と言っていました。

その後、娘から「私、塾やめる!私には向いてないと思う!」と言い、やめることになりました。

後日、娘に「やめようと思ってから、しばらくやめるまで、考えたいって言ってたじゃない?あれは何で迷ってたの?」と聞くと、娘は「うーん、受験をしたらママは喜ぶかな?って、良いところに受かったら褒めてもらえると思ったの。」と言った。

私はずっと娘に自分の好きなことをしてほしい、私の期待に応えようと思わないでほしい、娘が自分の好きな道を選べるように、私が選んでしまわないようにと、思っていたのにも関わらず、娘は私の期待に応えようとしていました。

書きながら、そうなって当然なことを私はしていましたが(;^_^A
でも、そう思ってはいなかったのです。

この言葉を娘から聞いたときは思わず笑ってしまいそうになりました。
「ああ、やっぱり子どもって自分が思うように育たないな。」「だから、もう色々と考えるのはやめよう、どうせその様にならないのだから。」と。

娘は娘の人生、今後、苦しい道を選ぼうが、楽な道を選ぼうが、楽しい道を選ぼうが、娘が選ぶことなのです。そう思ういました、

ただ、そう思っても親心、何だかんだと世話をやいたり、心配したり、先回りしてしまうもうのです、それもよしとしました。ただ行き過ぎたときは、そうだそうだ、私の人生ではなかったと思い出すようにしたいと思います。

カウンセラーふうせん、こと、ふーちゃんでした(^^)/


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