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御衣黄桜 平山萬年堂 Gyoikou Sakura

今日は平山萬年堂の御衣黄桜というインクの紹介をします。

平山萬年堂は青森県弘前市土手町に店舗を構える文房具店です。大正2年創業と大変長い歴史を持っています。

御衣黄桜は淡い緑色から黄色へと変化していく珍しい品種の桜「ギョイコウ」がモチーフのインクです。2021年に限定販売されました。復刻販売することもあったようです。

私は2023年に、日本橋三越にあるSTATIONERY STATIONが1周年の際に開催された文具フェアで購入をしました。

御衣黄桜は緑みのある黄色をしています。

御衣黄桜×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンの中字Mを使って書きました。

暗さのある黄緑色です。ギョイコウの花からイメージした色よりも落ち着いた色でした。

適度な明るさのため黄色のインクの中ではかなり文字が読みやすいと思います。

御衣黄桜×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。

書いた文字はオリーブ色になりました。緑が強く発色したようです。

濃淡が現れやすいため楽しく書くことができました。

御衣黄桜×10 グラフィックに適した用紙

10 グラフィックに適した用紙に書いたもの

グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。

こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンの中字Mです。

暗く落ち着きのある黄色に発色しています。

今回使用した紙の中で最も緑の発色が弱いです。わずかに緑は感じられますが黄色が強くなりました。

御衣黄桜×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンの中字Mで書いています。

書いた文字は少し黄みのあるカーキ色です。

今回使用した紙の中では一番暗い発色になりました。

御衣黄桜×ケント紙

ケント紙に塗ったもの

ダイソーのKENT PAPER(ケント紙)にインクを塗りました。

はがきサイズで厚みがあるので絵を描いたり色見本を作ったりするのに便利で重宝しています。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったので水筆を使ってラフにインクを塗りました。

インクが濃い部分はこっくりとした辛子色です。色の淡い部分は温かみのある黄色に緑色がにじんでいます。

文字で書いたときよりも緑みが少なく発色しました。

まとめ:御衣黄桜はイエローでもありグリーンでもあるインク

御衣黄桜は暗いイエローグリーンのインクです。使用する紙によって黄色が強くなったり緑が強くなったりと発色の違いを楽しむことができました。

もし機会がありましたらぜひ試してみてください。


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