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粗雑な三人の女たち

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私の粗雑友達ご紹介 チアキ オシャレでパタンナーのコスプレをしているが 大声で幽霊すら近づかない雑な女 夫は殺し屋 10年前は新宿の服飾学校に通っていた たなべ 見た目は美人… もっと読む
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私のどうでも良い初夢

私のどうでも良い初夢

私は地元の100均にいた。
そこの100均には不思議の国のアリスのグッズや妖怪図鑑みたいなとても100均とは思えない品揃えに興奮した。

ちあきやたなべと一緒に買い物をしていたが100均に興味のない二人は近くの喫茶店でお茶してた。私の買い物には付き合ってくれない現実っぽい夢。

10個くらいカゴに入れてレジに行くと「6800円です」と高額請求をされ驚くと妖怪図鑑が4000円の高いものだった。
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夫が鍵を無くした話

夫が鍵を無くした話

私が珍しく友達の家に遊びに行った日、お昼ごはんを食べに家に帰ってきた夫から「鍵がなくて家に入れない」と連絡が来た。

夫は普段何かを無くすタイプじゃない。
たなべの夫じゃあるまいし。
たなべの夫は物を無くすプロ。
財布も携帯も同士に無くすプロ。
ついでにお弁当箱も無くす同時更新プロ。
それに比べると鍵の一つ無くすのなんてネコくらい可愛い。

それにしても無いなんておかしい。
どうかしてる。

「服

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夜桜と共に恋がパッと散った話

夜桜と共に恋がパッと散った話

東京に住んでる頃私にはいい感じの彼がいた。
仮に柏原と呼ぶ。

良く二人で遊んでいかにも東京観光みたいな!デートみたいな!事をしていて私はとてもウキウキしていた。

飲みに行くデートもあったけど、浅草で鰻重を食べて寺をブラブラして煙を浴びたり、ドライブして寿司を食べたり、夜の葛西臨海公園をブラブラ散歩して止まっている観覧車を見たりした。
止まっててもいいの。だって楽しいから。

私は散歩が好きなの

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初めてガラケーからiPhoneに変えてやり方がわからない話

初めてガラケーからiPhoneに変えてやり方がわからない話

10年ほど前の東京に住み始めてすぐの頃、知り合いは数少なく地元の友達は貴重な存在だった。

この友達たちは優しく、東京を知らない私を助けてくれるのだが頼んでないのに私の引っ越しを手伝い、デートをしてると「今ぬきんちの近くで飲んでる!みんな来てるから!早く来て」と大変お節介でもある。
 
メンバーはオシャレで大声で雑な女チアキ、美大に通い美人のコスプレをしているが部屋がはちゃめちゃなたなべ、チアキの

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