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最後は、孤独が勝つ



ある人が、言っていた。



「今の時代は、みんなが手軽に発表できるようになったけど、それでいいのかな。
気づけば数だけを追いかけて、満足しちゃってて……本当にほしかったものはそれなのかな」と。


私は「あぁ、そうだ」と思った。
投稿するたびに、通知が気になる。
なぜフォロワーが増えないのだろうかと悩む。
焦って、毎日更新しよう、とか、いいねしてくれた人はフォローしてみよう、とか変な方向に努力しはじめる。
それは結局、安心したいからだ。
少しでも認められている気持ちになりたくて、そんなことばかり気にしてしまう。


でも本当は、もっと先まで思い描いていたはずなのに、と思い出した。
私は自分の本を出したいし、たくさん売れてほしいし、みんなに知ってほしいし、映像化されたいし、書くことを仕事にして生きていきたい。
そう、目標はそういうことで、目の前のことばかりになって本道を忘れてはいけない。

確かに、すぐに発信できてリアクションをもらえるこの世界はとてもありがたいし、モチベーションにもつながる。
でもその数字ばかりを追いかけて、質が下がったり、目標がズレては意味がないと思う。

書きたいものを書くのだ。
自分がいいと思うものだけを伝えたい。
大事な思い出のアルバムをめくるように、自分の書いた記事を見返したい。
それくらい、魂を込めて、宝物を積み上げていきたい。

もう一度、初心に戻ろうと思えた言葉だった。

結局、書くときは私たちは孤独で、向かうべきは自分で、人が反応してくれるのは結果でしかない。

私は、まず自分のために書いていこうと思う。


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