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自信の仮面は滑稽ではない。


先日 一冊の本、 
『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』
に出会い、
自分がHSPということがわかりました。

(HSP:High Sensitive Person「とても敏感な人」
 世の中の5人に1人がHSPと言われています。)


それからは肩の力が少し抜け、
あ!あれはこういうことだったのか。
と過去あった出来事で気づくこともちらほら。


自分に自信がないのは、本当にずっと昔からで、
むしろ年をとるに連れ、呪いにかかったかのように
どんどん どんどん 自信がなくなっていき
前の職場で 企業における性格診断(有料) を行った時にでた結果は


「責任感があるが、自信がない。」


と、心の内を見透かされる結果が。

今まで、仕事柄(実は昨年末まで看護師してました。)もあって
利用者さんに不安を与えないように、と
なるだけ 自分に自信があるように、振舞ってきました。

また、
プライベートも 引っ張らなければ!と思う立場に立つことが多く
(今思うとそんなこと思わなくてよかったんだなと思います、、)
自分を奮い立たせて、自分に大丈夫だと言い聞かせて。


相棒さんがいうに、わたしには人一倍責任感があるそうで


やらねばならない!が強く、自分で自分を追い込んで
そんなこんなで 
疲弊していく自分と、心。

「これでよかったんだろうか。」

と自分が決断したことを思い悩むこともしばしばで。
誰にも言えずに悶々とする日々もありました。


今の仕事に変わって、数名の大学生と関わることがあるのですが、
先日その中の一人と二度目にお会いしたときに、

自信のある、高知の女性って感じですね。」

と言われたことがありました。


私は、どちらかというと見た目がきつく
高知の女性(はちきんという。)らしい、というのは、
よく言われる言葉で。

いつもなら受け流していた言葉。

だけど、そのときは特にメンタルも落ちて、
色々と悩んでいたときだったこともあり

本当は自信がないけど、意図的にそう見えるようにしてる。
 そうすれば、本当にそうなれるかと思って。


と、つい思っていることを口に出してしまいました。
本当にそう思っていたのです。
自信がある自分を演じていたら、いつかそうなるんじゃないかと。

すると、その子からは

自分で自分をブランディングしてるんですね!
 すごい!できてますね!

と思いも寄らない返答が。


いやいや!できてないよ!と心の中でツッコミを入れ
なんだかその時は彼の言葉が今ひとつわからなくて
そうなのかなあ、と考えてしまったけれど、

今なら、
「ああそうか、自分でそう見せようとしていたのか!」
と納得できる。


しっかりしないと!
と思って昔から過ごしていたことも
これは、HSPの人にはよくあることだそう。


自信がないから、自信がある顔の仮面をかぶろうとしていて
なんだかそれがとても滑稽で、恥ずかしくて。
自分がとても臆病で薄っぺらい気がしていたけれど、
彼の一言がすごく心に響いた。

そういう風な取り方もできるんだなー。
きっと自分じゃ見つけられなかった考え方だな。
と、目から鱗な言葉になりました。



といって、

すぐに自分でそう思えるかはこれまた自信がないですが(笑)
少し気持ちが楽になったお話の一つです。




2019年に発覚した潰瘍性大腸炎とゆるく付き合っている、見た目はちきん・メンタルありんこHSP気質の元看護師です☺︎今は元より好きだった【言葉と写真】で活動してます。私の発信が誰かの励みになれば嬉しいです。みなさまのサポートは、今後の発信や活動に使わせていただきます。