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なぜ地方美容師の私がMBA(経営学修士)を取得しようと思ったのか?

私は、地方で中規模(社員数10名程度)の美容サロンを経営し約9年となる

この9年の間に様々なことがあった。

「売上が思うように上がらない」

「利益が残らない」

「労働環境を改善できない」

「スタッフの離職や独立」など

地方の美容室オーナーや小規模事業者なら経験したことがあるでしょう。

特にこの美容サロン業界というのは、MBA的に言うと

分散型事業と呼ばれる(事実上、大企業のいない多数乱戦業界)

簡単に言うと、競争優位性を構築する変数が多種多様であるということ

美容室以外は飲食店や洋服屋さんなどの店舗ビジネスが多い

このような業界では、店舗経営者の現場での資質が成功の鍵を握ることが多く、企業全体としての優位性の確立が困難である。

また、革新的な手法を導入しない限り規模の効果が効きにくいため、大規模化が進まないとされる。

結果として、美容室の件数は25万件(コンビニの4.5倍)にも増加し

1店舗あたりの売上や客数は希薄化し続け

結果として低価格サロン(チェーン店)が台頭し始めたわけです

そのような背景から私には大きな問い(イシュー)が浮かびました

「私のような地方の中規模サロンは、これからどう経営すれば良いのか?」

このイシューを解決するために、私はサロンワークをしながらも

経営学を学ぶために大学院への入学を決意しました。

いざ入学してみると正直めちゃくちゃしんどいですが(予習アサインメント、レポート等)

クラスメイトとのディスカッションや学びの相乗効果

自分の思考のクセや他者との違いを知ることができとても充実しています

現在、入学して約一年弱

常に学びを実務に落とし込みながら、トライ&エラーを繰り返してきました

戦略の立案、財務、人的マネジメント、マーケティングなどなど

そして2020年、外部環境に多大な変化が起きました

「新型コロナウィルス」

全てのビジネスパーソンが、強制的に変革を強いられ

私たちのような店舗ビジネスにおいては特に密の回避の対象として

大きな打撃を受けましたが(営業自粛も経験)

しかし、MBAの学びを実践していた私のサロンは

この大きな外部環境の変化を冷静に柔軟に対応し

結果、2020年12月終了時点で

上期売上高が前年対比で150%以上の成長することができました

このように業績を向上できたのは、間違いなく

MBA(経営学修士)的思考を身に付けることができたからであり

自分の思考の変化(能力開発)に気づくことができました。

私がMBAを取得する理由

それは、これからの時代を生き抜くために

自分自身の能力を開発するためであり

社員とその家族を幸せにする会社をつくるためであり

自分の志を醸成するためである

自分の志とは、地方美容師が本気でMBA思考でを店舗経営を実践し

その結果をシェアすることで

学びの重要性を地方の美容業界に広めること

すなわち、地方の美容業界を変革するということである

これからMBAの基本フレームワークや用語も織り交ぜながら

私の失敗や成功をシェアしていき

MBA思考で本気で経営したらどんなことになるか

楽しみにしていただけたらと思います。

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