表紙に描かれた山:竹久夢二『山へよする』研究③
連載がとどこおっていたが、やっと3回目。
今回は表紙画と、見開き中扉に描かれている山の絵について気がついたことを報告したい。なぜ、山の絵があるのか不思議に感じていた。その謎が解けるだろうか。
今回、山のことをいろいろ調べていて、山好きの人の気持ちが少しだけわかったような気がする。
山は、見る場所によってさまざまに姿を変える。山の姿は人びとが立っている場所とむすびついている、山を見れば、この世界のなかに生きている自分を確かめることができるのである。
1 表紙画と扉絵