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キングオブポップの悲しい愛

妻が刀剣乱舞が好きなので
時々話をきくのだが

「彼氏の擬人化」と呼ばれる刀

「元カレの擬人化」と呼ばれる刀
がいるらしい

(キャラクターって書こうとしたが
怒られそうなのでちゃんと刀と呼びます)

え?ん?なんて?

って言ってしまったが

オタクの語彙力は発明の連続で
目を見張るものがある
最強のインターネットユーモアの職人なのだ
彼女達は

そういう自分も
以前処方された薬を擬人化して
遊んでいた記事があったので
疲れた時や
お薬飲んでいることに
不甲斐なくなったりした人に読んでみて
欲しい


擬人化遊びは大好きだ

せっかくなので
音楽に関する何か擬人化したい
出来れば概念がいい

一番の核となるものは
…グルーヴ

ではグルーヴの擬人化って誰だろう?

間違いない

マイケルジャクソンだ

去年あたりから
djを再開し始めて
bilie Jeanをほぼ毎回と言っていいくらいかける

djは音量感をつなげる前の曲と合わせないと
いけないのだが
40年前の曲なのに
イントロのキックがすごく大きくて太いため
最近の曲に負けずに繋げやすいし

恐ろしく音数が少ないのに
とてつもなく華やか

そして少ない音数のまま曲が進むに連れて
じわじわと温度感が上がっていくのを
ターンテーブル越しからも感じる

本当に名曲だ

djのセットリストには
必ず一曲はマイケルジャクソンを入れたい
と思うくらいマイケルジャクソンの音楽は
好きだ

そんな中でも
意外と知られていないのが
彼の2001年の
invincibleというアルバムだ

このアルバムこそ
グルーヴの擬人化と呼ぶ1番の決め手だった

ソウル、ヒップホップ、AORを
飲み込んだ
バッシンバッシンのビートの嵐に
飽くなき表現への追求と
とてつもないエネルギーを感じる

(ちなみに冒頭
3曲ぐらいで
若干胸焼けするぐらい濃いので
何日かに分けて聴いてみて)

まさに
作家として
これからだという時に

彼は
皆さんご存知の裁判にかけられる

※以下話すことは誤った情報も
あるかもしれません
もし間違っているのであれば
この記事わ削除します


この事に関しては本当に
何が本当なのかわからない

けれど
彼の小さな子供達への
性的な色々
(体を触られる、裸にさせられるなど…
色々…)

ありえない話ではないと思う

マイケルは小さな頃から
ジャクソン5としてステージに立ち
小さな頃から売れっ子のアイドルであった

悲しい事にこのジャクソン5は

家族

だったのだ

真相はわからないが
彼も虐待を受けていたという噂は聞いたことが
ある

売れ続けるために

家族を「商材」として売り込むため

マイケルも輝いた
「商材」として
「アイドル」として
「アイコン」として
育てられた


ビジネスに狂った大人の黒い
感情を浴び続けてきたのだろう


どう考えても
一般的な家庭ではない

そんな環境でマイケルは幼少期を過ごした

そしてスターとなり
もう大人の世界に嫌気が刺したのだろう

子供達を集めて
ネバーランドという、国を作る

ここで気付くかもしれないが

一般的な家庭で一般的な愛情を受けてこれなかった1人の大人が

一般的な愛情を受けてきた子供達と
日夜を共にするのだ

上手に愛されなかった人間は
上手に誰かを愛することは難しい

ゴールデンカムイの尾形のように
何かが歪んでしまう

きっと子供達の考える
愛し方と
マイケルの愛し方に大きな
ギャップがあった


そんなことを知らないし
ある程度一般的な愛情を知っている
子供にとっては
愛され方のギャップは
一生ものの傷になりうる
そしてまた
同じように歪んでしまう

本当に自由を求めて
作った自分の国だったはずなのに
それが彼を追い詰めてしまった


本当に相手が
悪かったと…

でも彼は大人の世界の闇を知ってしまい
もう一度
純粋になりたかった
自由になりたかった
何も知らない子供達に
救われたかった

でも
その歯車がうまく噛み合わなかった

何度考えても
不器用で意志の強いが故に
噛み合わなかった運命の歯車を
思うと
悲しくなる

でも
幼少期からステージに立ち
エンターテイメントというものを
呼吸をするかのように
感覚的に知り尽くした

彼の残したものは
多くの人を救い
勇気づけ
そして楽しませてくれた

彼の活動30周年アニバーサリーライブの
パフォーマンス

この動画を
見るといつも泣きそうになってしまう

彼の一挙手一投足にオーディエンスは
涙し歓喜し踊る

本当に神の領域だ

そして
最近彼のパフォーマンスを見ていて
気付いたことがある

90年代のバックダンサーのメンバーの
体型がバラバラでほとんどが
全員が黒人なのだ
彼ほどの完璧主義であれば
体型も完璧に揃えるのでは?
と思うがそんなことはしなかった

体型がバラバラでも
それぞれの人種が違っても
むしろそれを生かして
背の高い人はマイケルに
ド派手に倒される役をやったり

ここまでの一体感を生むことが出来る

ここに関しては常に人種の問題に対して
80年代後半から世界に
問い続けてきた彼なりに
何か意図があったのだろう

今度調べてみようと思う

重い話になってしまったね
楽しい話で終わろうか

彼の整形に関してのお話

高須クリニックの高須院長のインタビューで
1番お客さんにしたくないのは誰?
という質問があった

こんなゲスな質問もどうかと思うが…

彼は即答でマイケルジャクソンと答えた

話を聞くと
絶対に技術的に無理なのに
絶対に折れないことで
整形業界では有名だったらしい…

マイケル「これをやってくれ」

医師「いや、それはちょっと無理です…」

マイケル(倍の金をドンっと出す)

マイケル「これでもか?」

医師「いや、それでも…
我々の技術では難しくて…」

マイケル「じゃあさらに倍の金を出す。
やってくれ」

医師「はぁ……」

という感じらしい

これに関しては何も言いません…

ただひとつ言っておきたいのは
整形するというのは
色んな意見があるが
もっとカジュアルに理解されてもいいと思う

美しくなるために自分に投資をしっかりする
ということなのだから
美しくなるための努力の一環であって
そこに多額のお金を注ぎ込む覚悟
というのは
尊敬に値すると思う

自分でなんとかできないことはお金を
かけてでもなんとかする

これは仕事でも同じ事だと思う

そんな感じで
かなり攻めたセンシティブな内容
記事を今回は書いた

少しこれを発信する
怖さもあるが
前回のように
やはり発信しないと何も学べない

と思い今回発信させていただきます

マイケルジャクソンをめぐっての
愛され方、愛し方については
半年前から
ずっと書きたかった事だから

ゴールデンカムイを見ていて
第七師団のメンバーの屈折した
人間性が何に起因していたかを
考えるのがきっかけだったと思う

書くまでにそれなりに
思考の精度を上げて慎重に書いた
自分の渾身の記事です

最後まで読んでくれてありがとう

そして
上手に愛されなかった
上手に愛することが出来なかった全ての人に
何かしら届くことを祈って

今回の記事を締めさせていただきます

今日も読んでくれてありがとう


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