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11/6 久々に吹奏楽を聴きに行った翌朝

散歩での出会い

 この休日に予定は特になく、強いていうならば”ゆったりまったりすること”が予定であった。朝の清々しい空気の中、まったりお散歩をしていた土曜日の朝、ふとパン屋さんの窓ガラスに貼られたポスターが目に止まった。それは、日曜日に開催される地元の吹奏楽団の定期演奏会のポスターであった。SNS時代ではあるものの、街中での出会いはそれとは違うワクワク感があり、行ってみることとした。

吹奏楽と私

 高校時代、私自身吹奏楽部であったものの、大人になるにつれ関わることも減っていた。たまたま外で演奏しているものを聴いたり家で少し聴いてみたりということはあったが、しっかりコンサートホールで聴くという行為は初めてのことであった。吹奏楽部時代は辛い思い出の方が多く、今となればもっとがんばっとけばよかったと思うのだけれど、その時は一杯一杯で、もがき続けていた記憶がある。そんな苦い思い出の吹奏楽だけれど、時たまに触れたくなるのは吹奏楽自体の持つ魅力であると思う。

演奏会当日

 気づくと、多分この人たちも聴きにきたんだろうな〜という人たちの自然な列の中で移動していた。この地に引っ越してきてから気になっていた建物がコンサート会場であったことを知り、一層ワクワクの中、そのまま中へ。中にも思っていたより人が多く、会場内もすでに8割程度席が埋まっていた。自由席であったため、空いている席を探し着席した。

演奏を聴き終えて

 演奏会自体は2部構成の2時間弱というところで、コンサートリハビリ者にとってちょうど良い長さであった。指揮者の先生が地域の中学校の吹奏楽顧問を長年されていたということで、演奏者、お客様はその関係者や中高生が多かった。あの頃の青春は戻ってこないけれど、別の形で音楽を楽しんでいる様子が印象的で。学生の頃は厳しい先生だったけれど、大人になった今は楽しく合奏していますという演奏者さんのコメントは心にくるものがあった。時がたって立場が変わり関係性も変わる、でも音楽を奏でるという行為は変わっていない。

 素敵な演奏会を共有してもらうことができて幸せな昼下がりであった。

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