あさ@小学生息子完全不登校からの復帰

2020年小学3年生だった息子が完全不登校になり、母子ともにうつ状態の闇の中へ。もがき…

あさ@小学生息子完全不登校からの復帰

2020年小学3年生だった息子が完全不登校になり、母子ともにうつ状態の闇の中へ。もがき苦しみながらの社会と学校復帰、そしてハッピーと呼べる日々の訪れ。だけど日々を生き抜くのは一筋縄ではいかないね。不登校の子どもをもつ親の会や居場所作りを地域内で展開しています。

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【不登校についてみんなで話す会】しばらく開催休止します。

たぶん2021年8月から続けてきた不登校児をもつ親の会【不登校についてみんなで話す会】ですが、2024年6月からしばらく開催を休止します。再開は未定です。 5月7日が休止前最後の開催でした。この日はこれまでいちばん多く参加してくださった方がいらして、ゆっくりとお話をさせて頂きました。 その方が初めて会をお訪ねくださったときは本当に弱ってらっしゃって、心配になるほどのご様子でした。それから度々足を運んでくださるうち、ちょっとずつ明るいお顔になっていかれました。お話しで聞くお

    • 例えば、『大丈夫』という言葉ひとつ取っても

      本日11/7(火)は親の会でした。来月も第一火曜日開催です。もう2023年のラストなのですね。はやいなあー。 詳しくはこちらをどうぞ↓ 我が子が学校に行かなくなり、どうにもこうにもならなかった当初。あれこれ情報を探したり相談したりする中で、『不登校でも大丈夫!』とか『しばらく休んでも大丈夫だよ』という言葉をかけられることがありました。励ましの言葉なんだろうと思いますが、不登校ライフが始まって精神どん底状態だった当時の私は素直に受け取れませんでした。大丈夫って何が大丈夫?今

      • 完全不登校から学校復帰の記録⑧~母子分離不安

        光陰矢の如し。3年生の記録を振り返っているけど、もう小学校卒業がすぐそこまで来ている。 死にたい毎日一歩も外に出ない日々から、少しずつ脱却し始めた頃までを綴った記事はこちら↓ 今回は母子分離不安についてです。 不登校中、精神的に不安定な息子。あるときから、私と離れることを嫌がるようになりました。嫌がるという言葉ではちょっと軽い。恐怖に感じるといったほうがしっくりきます。例えばちょっとした買い物などで私が出掛けるとします。すると、『お母さんが出掛けている間に(お母さんが)

        • 10月3日は親の会開催です

          先日、行政が開催する不登校懇談会なるものに参加してきました。 私が初めて参加したのは約2年前。息子が学校に少しずつ復帰した頃で、まだまだ不登校について自身が発言するときには思わず涙が溢れてくるような不安定な状態のときです。 今回の懇談会には、当時の参加で知り合った親御さんたちと声をかけ合ってみんなで参加しました。懇談会の前にはランチも。この数年の間の話などをして、当然ながら子どもたちも成長し私たちも年を重ね、状況もずいぶんと変化している様子には感慨深いものがありました。以

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        【不登校についてみんなで話す会】しばらく開催休止します。

          難しいなぁ、不登校

          最近不登校に関して思うところは沢山あるのですが、うまく表せずにいます。ゆえにnoteの更新もサッパリですけど、こういった活動をしているので、ちょっとずつでも発信していきたいとは思っています。 最近思うのは、不登校ということがあまりに知られ過ぎてきて、子どもたち大丈夫かなあってこと。 学校に行かない子どもの居場所を!と声高に叫ばれる昨今だけど、そうやってどんどん炙り出されちゃってさ。隠れる自由がないよね。さりげなくそこにあったからこそどうにか居られるようになったのが『居場所

          俺たちどうすりゃいいの!?って叫びたくなるだろうよ、子どもたち

          先日のこと。 公園で遊ぶ子どもたちの声がうるさいという苦情が学校にあったそうです。苦情というか通報ですかね。遊んでいるのがどこの学校の子かなんてはっきりわからないはずなのに、なんで学校に?という疑問も湧きますが、深く考えると恐ろしい結論に達しそうなので、それは別のこととします。 本当に度が過ぎて騒いでいたのか、ただ普通にみんなで遊んでいて盛り上がっていただけなのか…わかりませんが。 遊びにくくなりますよね。子どもたち、一体どこに行けばいいんでしょうね。どこだったら許され

          俺たちどうすりゃいいの!?って叫びたくなるだろうよ、子どもたち

          ずっとこのままじゃない

          こんにちは。 6月6日は『不登校についてみんなで話す会』の開催日でした。今月はリピーターさんたちのご参加があり、子どもたちのここ数か月の動きなどを話すことができました。 学校から離脱して、中には世間から離脱する子もいる。親として、これがこの子の選んだ道だと覚悟を決めて受け入れたつもりになったものの、やっぱり先を思うと不安が湧いてどうしようもなくなる。 そんな話にもなりますが、この会で私が第三者の立場から皆さんのお話を聞いていると、皆さん着実に進んでいって凄いな~と思うの

          『比べる』と言うとどこか苦しいけど…

          5月2日(火)は『不登校についてみんなで話す会』です。鎌倉市岩瀬の【地域の居場所さっちゃんち】にて10:00から。詳細を載せたnoteのリンクは一番下へ。 普段はお仕事などで平日参加が難しい方も、ゴールデンウィークだから間の平日はお休みになる~!ということがあれば、ぜひこの機会にご参加くださいませ。 『子どもが学校に行かない』という状況。全国的にどんどん増えているとは言っても、周りを見渡せばまだまだ少数派。同じ体験をした人じゃないと、あの苦しさや困り感はなかなか理解しても

          『比べる』と言うとどこか苦しいけど…

          何十年

          明日は『不登校についてもんなで話す会@地域の居場所さっちゃんち』です。 ↓詳しくはこちらのリンクへ↓ 先日、地域の教職員主催の『保護者と教職員で不登校について考える懇談会』なるものに参加しました。大勢参加していて、不登校の子どもたちに心を寄せている大人が地域内に沢山いることを目の当たりにしました。 今回知人からの声かけで初めて参加したのですが、もう40年近く開催を続けているとのこと(年に3回程度)。このような会の存在を、不登校の当事者となっても全く知らなかった私です。何

          管理職との往復書簡…的なもの

          先日のこと。不登校をめぐる相談で、我が子が通う学校の方針がどういったものなのかを、管理職の立場の先生から直接聞く機会を得ることができました。 そこで、学校のトップに立つ先生のお考えが『学校は社会の厳しさに耐える力をつけるための場所。たとえ低学年であっても、辛いことや苦しいことを頑張って乗り越えさせるべきである』…ということを突き付けられ、子どもの不登校当事者として無力感に苛まれてしまった私です。 そのお考えを受けて尚、無力感に打ちのめされるばかりでなく自分の声をしっかりと

          管理職との往復書簡…的なもの

          新年雑記~他者や世間は自分が思うより実はずっと優しい

          今年も『不登校についてみんなで話す会』よろしくお願いします。新年初回は1月10日(火)10:00~地域の居場所さっちゃんち和室にて。 ご案内ページを作りましたので、詳細はそちらからご覧ください。 新しい年になってから約一週間。世間では3が日まで休んでから日常に戻る…という人が多いかと思います。私は明日(9日)から通常運転の日々です。本当は5日から諸々仕事や活動の予定が入っていたのですが、訳あって遅れてしまいました。というのは年明け早々怪我をしてしまい思いのほか重傷で、元気

          新年雑記~他者や世間は自分が思うより実はずっと優しい

          不登校についてみんなで話す会のご案内

          不登校児をもつ親御さんに向けた親の会を開催しています。 ご参加は原則として、ご自身のお子さんに不登校や登校渋りの経験がある親御さんに限定しております(親戚・友人の子などは要相談)。ご参加の皆さんが安心して自分の想いを話せる場にするための措置です。ご理解ください。不登校について知りたい・自分にできることを探している…等の思いがある方がご参加を希望する場合、一度主催者と話をする時間を作ってくだされば有難いです。 この場では、三つのことを大切に守っていただいています。 1,否

          不登校についてみんなで話す会のご案内

          雑記~学校に行く日が増えた

          5年生になってクラス替えや担任の交代などがあって不安定な気持ちがまた顔を出し、一学期から五月雨登校を続けている我が息子ですが、最近登校する日が増えました。特定の教科(3年生の完全不登校時に授業内容が本格化した教科)があるときにはどうしても体が動かなくて、欠席する日々。ところがある日、ごく最近まで涙を流すほど悩んでいた教科がある時間割にもかかわらず、ひょいっと朝から登校していったのです。クラスや先生に慣れてきて、心強さが増したのかな?何かキッカケがあったのか。わかりませんが、ま

          大人の役割

          こんにちは。 小中学生で不登校にカウントされる人数がまた過去最高になったという報道が各方面でありましたね。その数24万人。我が家の息子も最近は週に数回登校するという日々でして、何をもって《不登校児》と定めるかというと、年間30日以上の欠席(連続に限らず)ということですから、立派な(?)不登校児と呼べることになりますね。 人数が毎年更新されるのを見るにつけ、学校の何がこんなに子どもたちを苦しめるのかなあと思いを巡らせます。思い当たる節はありすぎますが…。 登校することが苦

          完全不登校から学校復帰の記録⑦~細い細いひとすじの光

          息子の完全不登校時代を振り返っています。 前回まではこちら↓ 死にたいと繰り返し、何もかもに自信を無くしてしまった息子。 学校をどうするのかということはもう二の次三の次で、とにかく一日を生きて終えるということに、親子ともに必死だった頃。 よく、不登校の日々を送る中で『子どもの好きなことを大切に』ということが言われたりします。家での過ごし方の大半を占めるゲームや動画視聴など含め、そこから将来的な学びへの意欲が湧いたり、外の世界につながるきっかけになったりする、と。 息子

          完全不登校から学校復帰の記録⑦~細い細いひとすじの光

          考え続け、発信するのだ。この時期だけじゃなくて。

          最近始業式の時期が近付くと、テレビやネットで『不登校』が話題に上ることが多いですね。 急にこの時期だけ注目度が上がるのではなくて、いつでも心を寄せていてほしいな。 関心が高まったなら、深く掘り下げてみてほしい。なんで今、これほど多くの子どもたちが辛く苦しい思いをする世の中になってしまっているのか。考えてみてほしい。大人が、学校が、社会が変わるべきところがあるのではないかと。少しでも自身を振り返ってみてほしい。子どもたちが生きやすくなるように、大人である自分が今すぐ変えられ

          考え続け、発信するのだ。この時期だけじゃなくて。