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例えば、『大丈夫』という言葉ひとつ取っても

本日11/7(火)は親の会でした。来月も第一火曜日開催です。もう2023年のラストなのですね。はやいなあー。

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我が子が学校に行かなくなり、どうにもこうにもならなかった当初。あれこれ情報を探したり相談したりする中で、『不登校でも大丈夫!』とか『しばらく休んでも大丈夫だよ』という言葉をかけられることがありました。励ましの言葉なんだろうと思いますが、不登校ライフが始まって精神どん底状態だった当時の私は素直に受け取れませんでした。大丈夫って何が大丈夫?今どんなに苦しくて辛い状況にいるか、何を知ってそれを言えるんだ!アンタ何とかしてくれんのかよ!?って思って(何しろ親子の状況も心も荒れてますからね)。

だけど親の会の中で、相談先でかけてもらった『大丈夫ですよ』という言葉に救われた、とお話しくださった方もいらっしゃいました。そういうこともあるんだなあ、似たような経験をしていても、人間の考え方ってひとりひとり本当に全く違うんだなあ~と、当たり前のことを改めて実感した次第です。

かけられたのは同じ言葉でも、受け取る人によって、またその状況や状態によって、響き方は全く異なるもの。はじめは素直に『大丈夫』の言葉を受け取れなかった私も、親子ともに少し回復してきた頃には、他者からの励ましを有り難く感じられるようになっていきました。

親の会を開く上で、主催者としてどんな言葉を発するかは慎重にしているつもりですが、私の言葉がどんな風に響いているのだろうかということを考えずにはいられません。怖くもあります。

専門家ではないし、我が子のことで真剣にお悩みの親御さんに、無責任に『大丈夫』とは私は言えない。参加者さん本人が『大丈夫』と思える日が来るようにと願いながら、一緒に話したり考えたりする。これまでもそうで、これからもそれしかできないですが、改めて。いつも来てくださる皆様本当にありがとうございます。




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