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江戸っ子は蕎麦のツユは先にちょこっとつけて食べるのが粋なんて申します。
ツユにどっぷりつけるなんざぁ 田舎モンのすることだってわけです。
ここに大変粋な男がおりまして、もちろん蕎麦はツユにちょこんとしかつけません。
周囲もあいつはだねえなんて言ってるわけですが、その男が死ぬ段になってしみじみと言った一言が
「ああ、一度でいいから蕎麦にツユをたっぷりつけて食べてみたかった」

落語の一席です。
当時の江戸の蕎麦ツユは辛かったようで、たっぷりつけたくてもつけられなかったと言う話もあるようです。
「江戸っ子は熱い風呂じゃねぇとな」「宵越しの金は持たねぇ」
江戸っ子の痩せ我慢を扱った噺って結構いろいろあります。

江戸っ子ではない私は蕎麦ツユをたっぷりつけたいし、熱い風呂には入りたくない(笑
ただ、粋=やせ我慢ってのは良くわかるしそれが美意識であるのもわかる。
粋な生き方に憧れている。


自分が粋であるかどうかはわからないが、少なくても野暮な生き方はしたくないと思っている。

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