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事業承継☆30歳で実家の民宿を継いで22年間の話

「事業承継」という言葉が流行っている。

簡単に言えば、家業を継ぐことだ。

今まで意識したことはなかったけど、自分もそうだった。

noteというこの”場”では主に「事業承継」、家業を継ぐことに対する話を書いていきたい。


まずは私の話から。

大学を卒業し、8年間サラリーマンを経験。30歳を機に実家の民宿を継いだ。

私は昭和42年生まれだが、実家の民宿は昭和45年から祖父母が始めた。私が14歳の時に母親が継いだ。

私は3代目ということになる。

家業を継いだ翌年。31歳の時に宿を法人化して私は社長になった。

まあ、社長と言っても宿の経験はない。8年間電機メーカーの営業マンをしていたわけだから、宿泊業はド素人なわけだ。

そんなド素人の私が最初にやった事。いや、やらされたことと言った方が良いか。

茶わん洗いと茶わん拭き。部屋や風呂の掃除に客室の布団の上げ下げだった。

とりあえず、最初の1年はやった。

でも、2年目からやらなくなった。

なぜならば、やりたくなかったから。

もちろん、反発はあったけど・・・。

あの時、自分が清掃係に徹していたら、今の自分も今の宿の売上もなかったと思う。

家業を地方の小さな小売店のままで継ぐ後継者と、事業を大きくする後継者の違いって何だろう。

自分が30歳で帰ってきてからの22年間を振り返り、あの時にこうすればよかったのか、あの時にこうしたから今があるのか、を書き留めていきたいと思う。

読んでほしいのは事業承継を検討している地方の自営業者の親。そして、継ごうかどうか迷っている20代、30代の若者たち。

実際に継いではみたものの、思っていたのとは違う!

こいつに継がせるんじゃなかった!!

こんな店、継ぐんじゃなかった!!

そんな風に今、思って後悔している人にも読んでほしい。

何か改善するヒントが得られるかもしれません。


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