ガクトレ

カラダの専門家である理学療法士が、スポーツに関する最新の海外の論文をまとめています。見…

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カラダの専門家である理学療法士が、スポーツに関する最新の海外の論文をまとめています。見てくれた人のケガを予防できるように、パフォーマンスが上がるように、ブログを通してサポートできればと思ってます!! 随時更新していきますので、ブログに関しての質問・フォローよろしくお願いします✨

マガジン

  • 足関節:THE ANKLE

    セミナーで使用している資料を一部抜粋し、投稿しています。足関節骨折の固定期間中が主です。ご質問ありましたら、お気軽に聞いてください♪

  • 膝関節:THE KNEE

    セミナーで使用している資料を一部抜粋し、投稿しています。ご質問ありましたら、お気軽に聞いてください👍

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99.9%競技人生が好転する 思春期トレ

スポーツ競技者のジャンプ力やスプリントなどを含めたパフォーマンスアップをするためには『プライオメトリックトレーニング』以外に『レジスタンストレーニング』は必要なのか? 今回は12~14歳の若年層をターゲットを対象とした海外の論文をもとに考察していきます。 この記事は私達がもしも12〜14歳の過去に戻れるなら この記事の内容の事を知っている方にトレーニング指導を受けたかった そのような思いの詰まった内容となっています。 1.はじめに今回の研究の対象としているトレーニングメ

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    • 理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるハムストトレーニング方法

      1.はじめにサッカーやスプリント競技で多く見られる疾患の一つに、ハムストリング損傷(ハムストリングスの肉離れ:以下HSI)があります。 ガクトレでも過去このHSIについてのブログをいくつかまとめておりますので、そちらも是非参考にしてください。 損傷の程度にもよりますが、少なからず一定期間は競技復帰に時間がかかってしまう事と、パフォーマンスの低下は予想できます。 そのためケガをしないための予防が重要となり、そのトレーニング方法が上記に添付してるブログ内に記載してます『ノルデ

      • 理学療法士・ピラティスインストラクターが考える扁平足

        1.はじめに足関節は体重を支え、歩く時の推進力を生むためにいくつかの重要な機能があります。 そのうちの1つが内側縦アーチと呼ばれるものです。 この内側縦アーチに重要な筋が、後脛骨筋と呼ばれる筋となります。 この後脛骨筋が機能不全を起こすと、内側縦アーチがつぶれ扁平足となり様々な症状を引き起こします。その1つが『シンスプリント』と呼ばれる疾患で、過去のブログにもまとめていますので、そちらも読んでみてください。 今回は、この後脛骨筋の特徴と、評価方法についてまとめていきたい

        • 理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるオーバーヘッドアスリートの運動連鎖~上肢トレーニング編~

          1.はじめに 前回は野球の投球やテニスのサーブのような、オーバーヘッドスポーツに対する下肢の評価の一例を紹介しました。 下肢・体幹の運動連鎖に重要な評価項目は、『片足安定性テスト』『Yバランステスト』『股関節の内旋可動域』の3つです。 今回は上肢・肩甲帯の安定性UPを目的としたエクササイズを紹介していきたいと思います。 2.肩甲帯が及ぼす影響肩甲帯周囲は様々な筋で囲まれており、自由度が高い関節となっています。その反面安定性が低下していると、肩などのケガのリスクをあげます。

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        • 理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるオーバーヘッドアスリートの運動連鎖~上肢トレーニング編~

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        • 足関節:THE ANKLE
          20本
        • 膝関節:THE KNEE
          30本

        記事

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるオーバーヘッドアスリートの運動連鎖 ~下肢評価編~

          1.はじめに投球やテニスのサーブなどオーバーヘッドスポーツは下肢から体幹、肩甲帯の運動連鎖を必要としています。 この運動連鎖が円滑に機能することで、パフォーマンスアップに繋がります。 反対にこの機能が破綻すると投球の効率が低下し、肩や肘のケガのリスクを高めます。 今回は2020年に報告された論文をもとにオーバーヘッドスポーツに必要なトレーニングをまとめていきたいと思います。 2.運動連鎖とはオーバーヘッドの動作だけでなく、ボールを投げる、サーブする、蹴るなどのスポーツ

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるオーバーヘッドアスリートの運動連鎖 ~下肢評価編~

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考える『FIFA11+kids』

          子供の為のウォームアッププログラム『FIFA11+kids』は障害予防の効果だけでなく、運動能力の改善にも効果があります。 1.はじめにサッカーは激しい運動量だけでなく相手選手とコンタクトするスポーツの為、ケガのリスクが高いスポーツの1つです。 サッカー選手の人口割合が最も高い年齢は18歳未満と言われています。 14歳以上を対象としたウォームアッププログラムに『FIFA11+』というものがあります。 過去のブログでもこの『FIFA11+』の効果についてまとめています。

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          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるジャンプVSバランス

          プライオメトリックジャンプトレーニング(以下:PJT)は、アクティブコントロールグループ(バランストレーニング群)と比較して、動的または静的バランスの点で効果に有意差がないことを示唆しています。 1.はじめにサッカーはプレー中に加速/減速、ターンやジャンプなど様々な動きが求められます。そしてさらにサッカーは戦術と技術に基づくスポーツであるため、試合中にキック、パス、ドリブル、カット操作などのアクションが頻繁に実行されます。 これらのアクション中に高いパフォーマンスを行うた

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるジャンプVSバランス

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるHIIT

          1.はじめに近年、ダイエットや心肺機能向上を目的とした高強度インターバルトレーニング(以下:HIIT)をよく耳にするかと思います。 このHIITとは、短時間の激しい運動とそれに続く回復機関として定義されています。 最近の身体活動ガイドラインでは、HIITの有効性を評価する研究が求められています。その中でHIITは心血管代謝リスク、心肺機能の健康状態(CRF)、認知力、および若者の健康状態の好ましい変化を促進できることが実証されています。 しかし、これらのレビューは小児に

          理学療法士・ピラティスインストラクターが考えるHIIT

          バックスクワットのトレーニングエラーをコレクティブ!『下肢編』

          はじめに 今回はバックスクワットのトレーニングエラーを改善するトレーニングを紹介します。 『下肢編』です。 トレーニングエラーのチェックポイントをまとめたものもあります。 チェックポイントに引っ掛かった方に向けたトレーニングになります。 トレーニングエラーのままトレーニング続けるとケガのリスクが上がり、トレーニング効率が落ちます。 正しい動作で効率よくトレーニングしましょう! 種目は多いですが、自分に合うトレーニングをセレクトして実施してください! 『上肢』『体幹』

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          足関節骨折の合併症として複合性局所疼痛症候群(CRPS)が起こります。症状は様々で、過度なアイシングや安静、疼痛のコントロールがなどにより引き起ります。 CRPSを発症してしまうと、その後のリハビリや予後に影響を与えるので、予防が大切となります。

          足関節骨折の合併症として複合性局所疼痛症候群(CRPS)が起こります。症状は様々で、過度なアイシングや安静、疼痛のコントロールがなどにより引き起ります。 CRPSを発症してしまうと、その後のリハビリや予後に影響を与えるので、予防が大切となります。

          自分が臨床で実施している運動療法の一つです。 タオルギャザーなどOPE後実施するかと思いますが、動作時に足趾を屈曲して動く事は少ないと思います。 足趾を伸展した状態でボールを挟み、底背屈を行うことで下腿の筋調整にも効果的です。 坐位や立位などで状態に合わせて実施してみてください。

          自分が臨床で実施している運動療法の一つです。 タオルギャザーなどOPE後実施するかと思いますが、動作時に足趾を屈曲して動く事は少ないと思います。 足趾を伸展した状態でボールを挟み、底背屈を行うことで下腿の筋調整にも効果的です。 坐位や立位などで状態に合わせて実施してみてください。

          足部には内側に後脛骨筋、外側に長短腓骨筋が走行しています。ちょうど馬の手綱のような関係でバランスをとるため、歩行時は単独では機能せず協同的に働きます。 足部後面から見るとクロスするように走行している為、協同収縮することで横アーチの形成にも役立ちます。

          足部には内側に後脛骨筋、外側に長短腓骨筋が走行しています。ちょうど馬の手綱のような関係でバランスをとるため、歩行時は単独では機能せず協同的に働きます。 足部後面から見るとクロスするように走行している為、協同収縮することで横アーチの形成にも役立ちます。

          下腿のコンパートメントの位置関係です。深部コンパートメントの位置に後脛骨筋・長趾屈筋・長母指屈筋が隣り合って走行しています。 顆部骨折後などこの隣り合った筋同士が癒着すると、滑走障害を起こします。その結果、足関節の可動域制限や歩行時のコンパートメント症候群の原因となります。

          下腿のコンパートメントの位置関係です。深部コンパートメントの位置に後脛骨筋・長趾屈筋・長母指屈筋が隣り合って走行しています。 顆部骨折後などこの隣り合った筋同士が癒着すると、滑走障害を起こします。その結果、足関節の可動域制限や歩行時のコンパートメント症候群の原因となります。

          足部の内側縦アーチに必要な後脛骨筋の機能評価です。カーフレイズの際、左のように後脛骨筋が正常に機能していると後足部が回外しますが、機能不全を起こしていると後足部の回外が起きません。 アーチの低下は足底の痛みやシンスプリントの原因の一つとなります。

          足部の内側縦アーチに必要な後脛骨筋の機能評価です。カーフレイズの際、左のように後脛骨筋が正常に機能していると後足部が回外しますが、機能不全を起こしていると後足部の回外が起きません。 アーチの低下は足底の痛みやシンスプリントの原因の一つとなります。

          足部には3つのアーチが構成されており、荷重や歩行時の支持や衝撃の吸収などに役立っています。 足関節は荷重関節であるため、非荷重可でのアライメントが荷重時に保持できるか?が評価で重要な要素の一つと考えています。 アーチは骨と筋で構成されている為、筋の機能評価も行う必要があります。

          足部には3つのアーチが構成されており、荷重や歩行時の支持や衝撃の吸収などに役立っています。 足関節は荷重関節であるため、非荷重可でのアライメントが荷重時に保持できるか?が評価で重要な要素の一つと考えています。 アーチは骨と筋で構成されている為、筋の機能評価も行う必要があります。

          臨床で実際使用している距骨が後方滑りをしているかの評価です。内果の後下方にある、距骨内側結節に指をあて背屈に伴い後方に滑るのが確認出来れば正常となります。距骨の滑りが無ければ指に当たってきません。 滑りが無ければ、母趾屈筋の伸張性やJOINT PLAYの確認が必要です。

          臨床で実際使用している距骨が後方滑りをしているかの評価です。内果の後下方にある、距骨内側結節に指をあて背屈に伴い後方に滑るのが確認出来れば正常となります。距骨の滑りが無ければ指に当たってきません。 滑りが無ければ、母趾屈筋の伸張性やJOINT PLAYの確認が必要です。