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ざわっとCL4節 ラツィオvsフェイエノールト 2023.11.7

3節でいいところなく敗れたラツィオは負けたら敗退。フェイエノールトは引き分け以上は欲しいところ。



●スタメン

・ラツィオ
プロヴェデル
ラッザリ / パトリック / ロマニョーリ / ヒサイ
ベシーノ / 鎌田 / ルイス・アルベルト
フェリペ・アンデルソン / ザッカーニ / インモービレ

前回対戦から2人変更。

・フェイエノールト
バイロウ
ニューコープ / ヘールトロイダ / ハンツコ / ハルトマン
ゼルキ / ヴィーファー / ティンバー
ステングス / パイシャオン / ヒメネス

勝利した前回対戦と同じスタメン。週末のワールワイク戦からはイヴァヌシェツ→ヴィーファーだけ変更。


●レビュー

前回対戦でもまあまあ怪しかったニューコープがザッカーニを掴んで止めて45秒でイエロー。
ラツィオが序盤からだいぶ強めにプレスに行く形で試合がスタート。球際ファイトを呼び起こし、双方デュエルが始まる。サンティアゴ・ヒメネスはもう荒くれまくりでちょっと嫌な感じだった。こういうタイプなのね

その後もザッカーニにぶち抜かれていたニューコープはヒサイと頭がゴッツンコして交代。災難である。トラウナーがCBに入ってヘールトロイダが右SBに移動した。

しかしこの日はゼルキのところを警戒されただけで全く進めないフェイエノールト。そしてそれ以上にビルドアップが下手で背後へのロングボールを連発するラツィオ。大丈夫なのかこの試合は。
31分頃からヴィーファーがゼルキの隣に立つようになり、フリー前向きでようやくプレス回避。パイシャオン→ティンバー→ヒメネスで決定機。

全くいいところのなかったラツィオだが、ロスタイムにフェイエノールトが2度変な失い方をし、終わってるラインコントロールでインモービレに抜け出された。インモービレはこれがラツィオでの公式戦200ゴールとのこと。

ラツィオはホームという事もあってか、イタリアのクラブっぽいと言うか、リードすれば逃げ切る事に不安はないです、という雰囲気を持ってプレーする。どこからその自信が来ているのかはあまりわからないが。攻撃では右でフェリペ・アンデルソンをラッザリが追い抜いていく形がそれなりにフェイエノールトを嫌がらせていた。
53分にラツィオは鎌田→ゲンドゥージを交代。引き続き理由と原因はあまりわからん。縦に速く、みたいな事なのかな。
67分にフェイエノールトは左からのFKがヒメネスに合って間一髪。良くない試合でもセットプレーでこれが出来るのは良いところ。

選手交代も使いながらフェイエノールトがゴリゴリに押し込み始め、同点への意欲を見せる。ラツィオは我慢が効くがカウンターの可能性をあまり見せられなかったので完全撤退になってしまった。まあチーム状態が悪い時はこんなもんなのかな。ラツィオにとっては勝てた事が全てでしょう。フェイエノールトは最後のクロス放り込みを狙った3-1-4-2みたいな配置からは全然上手くクロスが入らなかった。スクランブルがあまりお上手ではないのかもしれない。
最後は上田にビッグチャンスが来たが決めきれず、試合終了。


●試合結果

ラツィオがホームでリベンジを果たし、3ポイント獲得。アトレティコの8ポイントを7ポイントで追う。フェイエノールトは6ポイントに留まった。

チャンスの創出数ではフェイエノールトの方が多かった印象だが、どこかチグハグとし、特にステングスからなかなか効果的なボールが出なかったのが痛かった。警戒されていたというより単純にフィーリングだったのかな。
このチームはティンバーのゴール前侵入とヒメネスの質は問題なく計算できて、パイシャオンのシュートが全然枠に飛ばない事も完全に計算できるので変数になり得るのはステングスの出来だったりする。引いた相手を崩すなら尚更彼のパフォーマンスが必要な試合だったと思われる。
ヒメネスは割とボールに触れていたが、前を向いてドリブルできる環境だと突っ込んで行っちゃうので逆にあまりボールに触らない方がいいのでは。

ラツィオは勝てたのでまずはこれでいい。なんで勝てたのかはよくわからん。最適解探しの旅が続くが、このスカッドに最適解なんてない、みたいな答えが待っている予感はある。それでも次の一番簡単なホームでのセルティックに勝てばいいわけで、案外決勝トーナメントは遠くない。


11/7
スタディオ・オリンピコ
ラツィオ 1-0 フェイエノールト
得点者
【ラツィオ】’45+1 インモービレ


●ピックアップ選手

マヌエル・ラッザリ(ラツィオ)
個人的にはこのスカッドで一番鉄板の選手だと思っているが案外ベンチも多い。
縦突破の迫力がある試合になった。

アレッシオ・ロマニョーリ(ラツィオ)
引いて守る試合と縦パスを狙う展開は得意分野。落ち着いて対処できた。

クァイリンドスキ・ハルトマン(フェイエノールト)
高い位置を取っても押し込まれてもちゃんと仕事する良い選手。

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