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多摩川野草摘み

3月中ずっとスギ花粉症でボコボコにされて外に出るのが億劫で閉じこもっている間に外は菜種梅雨に突入していた。
少し暖かくなってきてもいるし多摩川の土手も春の野草が増えたかなあとハサミと軍手を持って出かけ、思った通り美味しそうな野草があちこちに育っていて大喜びで採ってきた。
ひとりで食べるには充分な量を確保できて嬉しい。

富士山方面は曇り
アブラナは咲き誇っているので見るだけ
ノビル
カンゾウ
カラシナ
ナヨクサフジが咲き始めた
ごはんの友

泥は現地でざっくり落としてくると少し手間が減る。
ノビルは鱗茎が丸々と太り葉がとても長くてネギの仲間特有の匂いが強く、長すぎる葉先は適当に切り落としてそれを小口ネギのように使うことにして刻んで冷凍庫へ投入。
鱗茎と残した葉を晩ごはんに使う。

野菜たまご鍋にノビル(紙皿は正義)

カンゾウは根元を少し掘り込んで白い部分を多めに確保してきた。
掘り込むといっても大穴を掘る訳ではなくまたこの白い部分を手で抜いたり切ったりは難しい、というか無理やり抜こうとすると根が傷むのでたとえ野草といえどそういうのはよろしくない。
個人的には狭くて深めの穴でも取り回しのしやすい先端が長いタイプの園芸バサミが便利と思って使っていて、寧ろハサミの先端で根元を少しずつ掘り込んだりしている。
根元から葉が重なり合っていてその隙間に土が入り込んでいるので、葉を1枚1枚に分けて洗って使う。

カンゾウの葉の重なっている様子

カラシナはつぼみの部分を長めに切ってきた。
茎を先端から付け根に向かって少しずつ曲げたり触ったりして「ここまで柔らかい(=美味しそう)」というあたりで適当に切り取ってくる。
どの程度までを美味しそうと感じるかは人によるがあまり硬いと筋張って食べるのが大変になって楽しくないと思う。
よく洗って汚れを落とし2分くらいレンチンして下茹でとし、適当な長さに切りそろえて冷蔵庫に入れておいて、このままおひたしで食べたり炒め物や鍋物の具材にしたりする。
今回はまず鶏むね肉と合わせてパスタにした。
ボウルに塩とかハーブとかいろいろ合わせてパスタも乾麺の状態で(うちは半分に折っている)水も入れてラップしないでレンチンすると出来上がるレシピを知って、便利すぎてそればっかり作っている…割にはワンパンレシピと混同して水加減を間違えたりしているが(写真は間違えたもの)。

レンチン直後こんな感じに仕上がる(水多すぎ)
こんな感じで保存しておくと便利

この先もうしばらく天候が不安定な日が続くので晴れ間を見てまた少し採って旬の味を堪能するつもり。