#9 そのレンズで撮ることが、写真の「テーマ」かも
こんばんは、yuki です。
写真は「主題」と「副題」で構図を決める、
なんて言われますが、あまりピンとこないので、
それ、テーマの主役と脇役、じゃだめですか?
整理している過程で、
どの画角で写真を撮るか、
そのレンズの選択がテーマに直結する!
という発見もありました。
さいごは、テーマを固定的に設定するメリット。
について、のお話。
テーマってなに
◇いいたいこと、題材、モチーフ、トピック
「季節は春めいて穏やかで気持ちいいなぁ」
という気分で、『春』を写真に収めたいとする。
この時のいいたいことは、
『春』とか『穏やかで気持ちがいい』
これが主題です。テーマです。
テーマは、いいたいこと。
お題、題材とか、モチーフ、トピック。
副題ってのは、表題のわきにそえてつける題。
サブタイトル。
サブタイトルとは、
実はテーマの本質だったりするもの。
日本昔話で例をあげるなら
サブタイトルはちょっとひどい...?
昔話は教訓なんかが主題ですが、
写真だと、撮りたいと思った動機。
がテーマになると思う。
写真で例えてみる。
街をぶらぶらしていると、そこへテーマである
春をイメージするメジロが梅の木にとまった。
シャッターチャンス!
この写真にテーマやサブタイトルまで明記するなら、
テーマへの切り口は、
キー(カギとなる、重要な、突破口)が担います。
(キーポイントやキーワードといわれます)
この場合のキーポイントは、
フォーカスしているメジロ(主役)や、梅の木(脇役)。
これらは、テーマ(主題)である『春』の
ポイントに過ぎないんじゃないかなと思う。
ということで、
被写体を「主題」「副題」とするのではなく、
テーマの主役と脇役、じゃだめですか?
(間違っていたらごめんなさい)
◇どの画角でみているか、がもはやテーマ
では、いいたいことをつたえるために、
テーマへどうアプローチするか?
『いいたいこと』がテーマなら、
「テーマへの切り口」がキー、
「どうやって」が手段、ツール。
写真ではさっきのシチュエーションで、
どうやってテーマである「春」にアプローチしますか?
そう、標準域か中望遠というツール(手段)を使って、
メジロを活用してアプローチしますよね。
写真の面白いところが、
標準域や中望遠のツールでアプローチすれば、
主役はメジロ、脇役が梅の画で
『春』というテーマの画が撮れちゃう。
準広角では、撮り手の目線で
「鳥がとまっている梅の木の下で
木漏れ日でうとうとしている淑女がいて、
気持ちよさそう」
『穏やかな春』なんかが撮れそう。
望遠だと、画面がメジロなので誰がどうみても、
『メジロ』が撮りたかったんだろうなと思う。
写真は、実際には、タイトルくらいはついていても
こんなに言葉で語られるものでもないし、
テーマなんかも受け手の取り方次第でもある。
しかし、そのレンズ(画角)で、
キー(主役や脇役)にアプローチすることで
ひいてはテーマにアプローチできる。
つまり。
自分が選んだその画角が、何を撮りたいのか。
いわんとすることを伝えられる。
に直結するともいえると思います。
↓「いいたいこと」って何?(#1話もミテネ)
※実際には、広角は寄っても背景が広く写るし、
遠くのものがより遠く写るなどの
レンズのスペックや特性や、
メジロは小さくて近寄れないとか、
被写体との距離や大きさにもよります。
私は何が撮りたいのか。
撮りたいものを言語化、固定化して、
テーマとして扱うようになったとき、
画角をあらかじめ選定でき
(被写体との距離や大きさにもよるけど)
それに意識が及ぶようになり、
満足いく写真率が上がった気がします。
テーマを設定することは
自分で自分を納得させるための打開策。
にはなると思います。
なんで春を撮りたいと思ったのか。
例えば、
巡ってくる日常が愛おしい。とか。
潜在的な意識が働いていて、
実はもっと深いところで、
その写真を撮りたいと思っている気がする。
それが本質であり、副題に見え隠れするもの。
だと思う。
次回は 来週 2024/4/26(金) 公開、
テーマと対に考えられがちな
写真のコンセプト、潜在的テーマ(副題)について。
ではまた、午後9時に٩(ˊᗜˋ*)و
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© 2024 yuki
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