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バイオハザード ヴィレッジ クリア!

面白かった!
なんだかんだ去年の6月ぐらいから一度やめてて、PS5を買ったのと同時にアップグレードしてPS5で最後までやりきりました。

今作は7以上にステージやギミックが豊富で常に一定の緊張感を保ちながらプレイする事が出来ました。
バイオは毎度のことながら、難易度の調整が本当に絶妙だなぁと思います。
「これってどうやんの?」からの「こうやるのか!」とか
「うわ、これ倒せるのか・・・」から「おぉ!倒した!」っていう程よいストレスをプレイヤーにかけつつ、絶妙なタイミングでスッキリさせてくれる。これがクセになりました。

レベルデザインでもハイゼンベルクの工場は全体を通して不気味さを醸し出しつつ、その行き帰りで同じ道のはずなのに、帰りでは電気が消えてて、行きでは出てこなかった敵が現れたりして、武器が充実になるほどに恐怖が和らぐことがなかったのは見事でした。個人的にはあそこが1番プレイのしがいがあったかな。
帰り道でも、周囲が薄暗いだけでなく、音でも不安を煽るアンビエントが(おそらく敵との距離に応じて?それかフラグを回収して特定の場所に達したら再生される?)どんどん聴こえてくる演出が良かったです。

あと、人形の館は本当にビビりました。ぶっちゃけあんなにゲームで「ひぃぃ!」と全力で画面から目を背けたのは初めての体験でした。実況動画では恐怖している実況者を笑いながら観ていたけど、いざ自分がやるとなったら、一切笑えませんね()観る時と触れる時とで感覚にここまで差があるのもホラーならではだなと思います。

個人的にはドミトレスク城はちょっと苦手でした。7もそうでしたが、常に敵が徘徊しているエリアを探索するのは、とても窮屈な感覚なので、あのエリアは早く抜け出したい一心でしたね()

あと、ラスボスも良かったです。バイオのラスボスは巨大なボスがお馴染みでしたが、今作は動きも小刻みでタイトなので、純粋に手応えが凄かったです。FPSはTPSに比べて空間把握がしにくいですが、敵に背を向けて走りながらも、どのタイミングで攻撃が来るのかしっかり分かりやすい攻撃SEも良かったです。近くで攻撃された時も迫力がありました。

最後のシーンも印象的でした。イーサンのこれで終わりだ!という気迫と、目の前に死がある恐怖が入り混じった息遣いにとても引き込まれました。
欲を言えば、あそこはプレイヤーにスイッチを押させてほしかった!と思いました。PS5のアダプティブトリガーでめちゃくちゃ重たいトリガーを引く事で、ヴィレッジの物語に終止符を打つ。。。。っていうMGS3みたいな演出があったら良かったなぁ~!なんでやらなかったんだ!カプコン!と思いました。
ただ、今作をプレイするプレイヤーはどちらかと言うと、イーサンを第三者から見ている感じなので、ゲームの中にいるイーサンが自らの意思でスイッチを押た。。。というのも1つの正解なのかなとも思ったり。なんせ、あの終わらせ方で良かったと思います。

サウンドデザインについても書きたいと思います。
全体的にリアルさと恐怖を演出する事に徹していたという印象です。
フォーリーにしてみても、他のゲームと比べると少し控えめなフォーリーだと思います。ただ、あの控えめな感じがリアルさを出していて、それがヴィレッジの雰囲気を作りだしているのかなと。
ハイゼンベルクの工場やドミトレスク城で敵に遭遇した時のアンビエントにしても、ジャンプスケア(急にでかい音で脅かす)のではなく、じわ~と不安になるアンビエントを鳴らしていたのが、臨場感があって良かったです。
バイオはジャンルはホラーと言えど、そういうジャンプスケアを多用せずに、しっかり作品全体の雰囲気を重厚に作り、その中で恐怖を植え付けているのが、とても良いです。

正直ここまで絶妙な難易度調整がなされているゲームは世界的に見ても稀有だと思います。それも死にゲーでもないスレスレの感じ。
バイオは怖いので、何度もプレイしたいとは正直あまり思わないですが(おい)でも、1回のプレイの質がとても濃密で、恐怖をかいくぐる緊張感と爽快感を持ち合わせていて、とても好きなタイトルです。

とても面白かった!



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