ギャルのむすめ

母:若年性アルツハイマー型認知症。わたし:アラサー。おこがましくも誰かの役に立たないか…

ギャルのむすめ

母:若年性アルツハイマー型認知症。わたし:アラサー。おこがましくも誰かの役に立たないかと願いながら、日常の話をしたいと思っています。アイコンは2020年8月に母が塗ったぬり絵です。

最近の記事

シーチキンでつくる、料理上手だったお母さんの「よそはよそ、うちはうちカレー」

「なんでうちのカレーはお肉じゃないん?」 「シーチキンはな、安くて美味しいから最高。それに炒めんでええから作りやすいやろ?」 物心のついたころから、うちのカレーはシーチキン。 「台所に興味津々な小さい頃のわたし」と「包丁を持たせるのが不安な母」で編み出したのは、必要な材料を切りそろえて保存しておく「うちのお料理セット」 中身はにんじん、じゃがいも、玉ねぎと、大体しめじも入ってる。あればコーン缶も。 季節によって茄子、トマト、かぼちゃ、ほうれん草……そして必ずシーチキン。

    • お母さんは、時計がよめない ~遠距離介護で介護サービスを利用し始めるまでに取り組んだこと~

      時計がよめなくなっていることに気付いた時は「そんなことってあるのか……」と呆然としてしまったけれど。ま、時計よめなくても生きていけるし。 わたしは母の介護を”しなければならなかった”訳ではなく、母が安心して安全に暮らせるように、わたしが気持ちよく納得して暮らしていけるように、行き着いた先が現在の形だっただけ。 許容できる範囲も人それぞれ、関わり方も人それぞれ。 何が良いというわけでもなく、間違ってることもない。そうであれ、たまには自分に甘く生きてけ。 1. 月1回は帰省

      • はじめまして、ヤングでもないケアラーです ~若年性アルツハイマー型認知症の母とアラサーの日常~

        「私のこと、ギャルって呼んで!!」と自己紹介しているのだと職場から帰ってくる、快活で愉快なわたしのお母さん。 台所で食べる揚げたてに勝るものはないと笑いながら一番大きいから揚げをくれる、料理上手なわたしのお母さん。 平日はバリバリ働いて稼いで、週末は週末は一緒にあそんでくれる、強くて優しくてかっこいいわたしのお母さん。 自分のことはいつも二の次にしてしまう、不器用なわたしのお母さん。 きっかけは交通事故だった。 「落ち着いて聞いてください、あなたのお母さんが乗った車

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