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「日報は意味がない?」6年間日報をやってきて【日報活用事例インタビューVol.1 ほったけんたさん】

世間には日報って意味あるの?と考えている方も少なくありません。
中には新入社員の頃に無理やり書かされた嫌な思い出しか残っていない方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな日報ですが、しっかりと活用することで、自分自身を高め、組織全体のレベルを大きく向上させるツールになりうるのです。

そこで本企画では日報を活用している方にインタビューを行って、日報の意義や活用方法を伺います!

堀田 健太(ほったけんた)さん インタビュー

株式会社ラクスの堀田 健太さんは、SaaSのセールスに就いてから6年間にわたり日報を継続してつけています。
「ほったけんた」というハンドルネームでtwitter,noteを中心に発信活動を展開しており、日報に関するnoteがこちら。

今回はnoteのエントリーをもとに、より深堀りをしたインタビューをさせていただきました。

 ◆ほったけんたさん プロフィール◆
大学卒業後、営業職として総合人材サービスの会社に入社し、人材派遣や業務委託の営業に従事。2016年7月に楽楽精算の営業担当として株式会社ラクスに入社し、関東エリアを中心にダイレクトセールスとして、多くの企業へ経費精算業務の改善を提案する。その他、複数の組織の立ち上げやリーダーを経験。
・twitterやnoteなど、SNSで発信活動を展開。
twitter(@mottajapan)
note

一度は日報を辞めたが、上司のアドバイスで再開

早速ですが、堀田さんが日報に初めて触れたのはいつでしょうか?

--今の会社に入社してから日報を書く文化があって触れたんですが、そのときは3ヶ月くらいでやめてしまいました。(笑)
ですが、辞めてから半年ほど経ったときにやはり必要だな、と感じて再開をしました。
そのきっかけは上司からのアドバイスで、月ごとの振り返りのときに、何も書けないことに悩んでいたところ「日報を書いてみたら?」といったアドバイスを上司から受けて日報を再開しました。

そこから日報を再開することで、自分が何をしていたか、どんな事を考えていたかがわかるので、振り返りもしやすくなった、という経験があります。
その時から日報の価値に気づき、日報を継続して書いています。

株式会社ラクス様では、日報を大事にされている文化なのですか?

--事業部門では「できたら日報を書きましょう」というスタンスですが、アドバイスをしてくださった当時の上司はマネージャーになるまで日報を継続していたそうです。
その日報は社内でファンが付くほど人気で、交流もしやすい、と他部署からも評判でした。
そうした声を聞いていたのも私が社内向けに日報を書いている理由です。
6年が経過して、社内では「日報といえば堀田だよね」といった評判ができています。

日報に反応があると「発信してよかったな」という気持ちになる

日報の継続のコツはありますか?

--うちの日報では読んだ人から反応があります。
反応があると、「発信してよかったな」といった気持ちになります。
また、マネージャーになると、自分の活動だけではなくチームメンバーについても発信することで、他部署に活動を知らせるツールになっています。
結果として、日報に価値を感じているから続けられている、ということになりますね。

日報を作成にはどのくらい時間を書けていますか?

--合計すると15分、20分くらいですね。
習慣的に日報を書く時間を取っていて、朝に5分、お昼に5分、夕方に10分くらい書く、といった感じでこまめに書いています。
以前は夕方にまとめて時間を取って書いていたのですが、そうすると文章に熱がこもりすぎていて、翌日に「こんなことを書かなければよかったなぁ」と後悔することがありました。(笑)
冷静に日報を書くためにもあえて時間を分けています。

御社の日報はどのような方法で運用されていますか?

--自社のソフトに組み込んである日報機能で運用しています。
文章を書くと、社内に発信ができて、コメントももらえる、という仕組みです。過去の投稿も簡単に見ることができます。過去にインサイドセールスを立ち上げた頃の記録も残っています。別の部署で同じような活動をするときにも参考にしてもらっています。

マネージャーとして日報を読むことに関しても伺いたいと思います。
他のメンバーの日報を読む上で心がけていることなどはありますか?

--当社では毎日何十人ものメンバーが日報を書いています。
特に自分が一番関わりのある営業部署の日報は必ず目を通すようにしています。他の営業チームの日報を読むことで、「こんな風に教育しているんだな」とか「こんな活動をしているんだ」といったようなことがわかって、参考になります。

他のメンバーもしっかり日報を書いているんですね。

--はい、ほとんどのメンバーが10行、20行程度の文章で日報を投稿しています。社内の制度としては日報を強制しているわけではないのですが、上司などからアドバイスや意見をもらえるのが楽しくて、自発的に書いているというメンバーが多いようです。

日報のテンプレートについて、意識されていることはありますか?

--ビジョンや今期のテーマなど、長期的な目標を書いてもらうようにしています。
長期的な目標は日常業務をこなしていると忘れがちですが、日報として毎日発信してもらうことで、意識付けがされる、という狙いです。
自分自身も書くことで、目標を意識できています。

日報は情報共有ツールとしても便利

御社にはもともと日報の文化があったようですが、仮に日報の文化がない会社に所属しても、日報の制度を提案したいと思いますか?

--実際に根付くかはさておいて、日報の制度は提案したいと思います。
日報があることで、現場の情報を知ることができます。それによって経営層やマネージャーが今後の動きを決める材料にできます。
部下と一人ひとり話すことは現実的ではないので、日報は情報共有ツールとしても便利なツールだと思います。

失敗も含めてなるべくオープンに書く

 御社では社内のメンバーがオープンに見ることのできる日報を運営していますが、オープンにしたくない情報もあるかと思います。
オープンにしたくない情報はどうしていますか?

--限定公開のような設定もできるので、これは絶対に見られたくないな、といった情報は限定公開で設定してもらっています。
ですが、部下たちには失敗した事や不利な情報も含めてなるべくオープンにして書いてね、と伝えています。
日報には失敗したこともゆるいこと(趣味やプライベートな事柄)も含めて書くことが大事だと思っているからです。
プライベートな情報を発信することで、自分をより知ってもらうきっかけになりますし、交流のきっかけにもなります。
失敗を発信することも、他のメンバーにとっては今後の失敗を防ぐ大事な知識になります。
社内としてはナレッジの底上げといった効果がありますね。
私自身もマネージャーとして、失敗だな、と感じたことも含めて積極的に発信するようにしています。

堀田さん、ありがとうございました!
今回のインタビューで少しでも日報の良さが伝わると幸いです!

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