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思考の抽出と感情のワーク

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手を動かしながら考えるだけ考え抜く、そんな日常です。
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#吉田松陰

天よ我に百難を与えよ、奸雄たらずとも必ず。

天よ我に百難を与えよ、奸雄たらずとも必ず。

 少し前に誕生日を迎えました。この歳まで生きられると思っていなかった年齢が多かったので、毎年感慨深く感じる誕生日です。

 この1年は公私共に激動の変化があった1年で、それもポジティブなものというよりは、「私に必要な経験をください」と祈ってきたように、本当に様々な経験を通して自己否定と自己矛盾(ヘーゲルが言うところの自己矛盾からの止揚、という意味で)を繰り返し、どこまでいってもドメスティックなゲッ

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#誰も消さない 為に余白と当事者性の獲得の中で手を動かす2024

#誰も消さない 為に余白と当事者性の獲得の中で手を動かす2024

 今年も松蔭先生の墓前で志を改めながら、新年から落ち着かない気持ちで過ごすことになりました。有事の時は特に、そうでない時こそ着実に、人への想像力と、想像した先にある備え、そしていつ自分が当事者になっても行動し続けられる不屈さと、求められた時に十分に動けるだけの余白を、持ち続けたいと思います。

 これ以上、誰にも被害が起きずに穏やかな日常が訪れることを祈るばかりですが、私がいるチームヘラルボニーの

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狂愚まことに愛すべし、才良まことに虞るべし、諸君、狂いたまえ(KNOTFEST記録)

狂愚まことに愛すべし、才良まことに虞るべし、諸君、狂いたまえ(KNOTFEST記録)

 新しい景色を作りたい。そして共に闘ってきた大切な人たちとその景色を見たい。唯、それだけ。

 2020年3月に公演予定だったKnotfestが、3度の延期を経て、2023年4月に行われた。コロナ禍の全てを乗り越えた新しい景色が見れたライブ。最高だった前提で、どんなに愛している音楽が目の前にあっても、ずっと頭をよぎり続けたルッキズムや二元性、バイアスの恐ろしさ、そして感じたことを唯々記録しておく。

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29歳も30歳も本質は変わらないけれど、過渡期の宣言と記録。

29歳も30歳も本質は変わらないけれど、過渡期の宣言と記録。

 先日、敬愛する吉田松陰先生の年齢を超えました...29歳までに伊藤博文級の人を育てるって偉業すぎます。私の29年では到底不可能でした。ちょっと悔しい。笑

 毎年恒例で、29歳を迎えた時の自分の思考を辿ろうとしたのですが、珍しく記事がなくて日記しかありませんでした。2022年の始めに言っていたことは、お茶を極める「以外」は実現しました(猛省)。「障害という言葉のない社会をつくる」原体験からずっと

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