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ライブやアートで感動する為に、日々の感情や経験を重ねているような感覚(「30th L’Anniversary Starting Live”LAPPY BIRTHDAY!”」)

 昨日配信があった「30th L’Anniversary Starting Live”LAPPY BIRTHDAY!”」で生じた感情の記録。コロナ禍を乗り切ろうみたいなイベントやライブはオリンピックを始め色々あったけれど、これ程までに勇気付けられたものは後にも先にもこれだけだと感じました。

 コロナの状況下での開催という中
、hydeさん自身がソロ活動でのライブを通して、この一年半試行錯誤しながらライブを続けてきた背景があって、それらがL'Arc30rhのタイミングで本当に愛のある形で実現したなと感じています。

 
特に、普段のライブでは観客が合唱をするシーンで、歌ではなくハミング(鼻歌)で合唱(?)するシーンには本当に感動させられました。この一年半の中で感じ続けていた閉塞感、無力感、といったものに一瞬でも風穴を開けられたような気分。L'Arcファン、ドエルと言っても本当に多様で色々な人がいる中で、世界中が一緒に頑張ろうとしている感覚になれた事は本当にかけがえのない体験だったと感じています。


 そして何より歓声がない中、拍手だけというオーケストラ的なライブになるのかなと思いきや、そこは流石L'Arc。決してそんな事はなく、ライブ感とオーケストラ感が両立している事に圧倒される時間を過ごせました。それにはメンバーと、何よりhydeさんがHYDEさんとしての活動の中で激しいライブもオーケストラもこなしてきた技術的な成長がある事を凄く凄く感じました。まさに、教会にいるような雰囲気と共に、メンバーの圧倒的な技術とパフォーマンスによるライブ感。みんなで力を合わせて乗り越えようという雰囲気を強く感じられた事が何より嬉しかったです。

 比較するものでもありませんが、オリンピックの開閉会式では感じられなかった、閉塞感の打破、これから新しい幕が開けていくような感情にさせられた事に本当に救われたなと思います。何より、Starting Liveという位置付けが閉塞感を感じさせないから良いのかもしれません。(未来にツアーを控えている) 

 30thという長い時間で築き上げられた絆、技術、想い、そうしたものに本当に圧倒されたので、続ける事の大切さであったり、人を圧倒させる非日常的な体験への価値というものも再確認させられました。 

 今まで観てきたライブと大きく違った事は、歌詞の意味を改めて考えさせられる時間が多かった事。これは私個人の経験やタイミングというものもあると思いますが、やはりhydeさんの歌唱力による影響が強かったと思います。(いつもはてっちゃんのベースに耳がいきがちだった)
 そしてL'Arcの歌詞には「未来」というキーワードが本当に多い事に改めて魅力を感じつつ、新曲の「MIRAI」の存在感が過去の作品によって引き立っていて、L'Arcがこれから先も続いていく期待を抱かされました。

 BLARE FESの時のPTPのライブでも感じた事ですが、今回のL'Arcのパフォーマンスを受けて、改めてこうした芸術に感動する為に日々の思考や経験の積み重ねがあるのだなと(私の価値観では)感じました
 どれだけ色々な感情に触れられているかでこうした時間での感動の度合いが変わってくると思います。勿論、それだけが価値ではないんだけれど、またこうした時間を過ごす為に辛い思いがあるならまだ頑張れる気がします。

「その他、箇条書きの記録」
▽過去の映像と思わなければ期間限定配信はライブ感を味わえて良い
▽意図的に情報をシャットダウンさせておくといい
▽文章で伝えるのに限界がある

▽New worldの時のような映像ならではの演出(この時はモノクロとスロー)がもっとあるとそれも面白い(cf.落合さんの音楽会)
▽高揚した感情を再現するのが難しいという課題には何度も直面する
(何回も観られるという感覚がないからこそ、生のライブ感を感じられて感動が高まるのかもしれない)


 最後に、L'Arc〜en〜Ciel、hydeさん、kenちゃん、てっちゃん、ユッキー、そして関わる全ての人におめでとうとありがとうの気持ちを。


  それにしても「終わらない未来を捧げよう」という歌詞には希望と期待を抱かされて、罪だなと感じます。。

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