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一生勉強!今年定年退職を迎える大学の教授から教わったこと!

冬季オリンピックや大学受験で盛り上がっていますね。
そんな時に、大学時代の准教授から連絡がありました。
「前一廣教授最終講義のお知らせ」
大学・大学院時代に研究室でお世話になった前先生が今年定年退職を迎えるそうで、その最終講義の案内でした。
前先生は、京都大学大学院工学研究科教授です。循環型社会の構築を目指し、資源と環境とエネルギーに関する環境プロセス工学の研究室でした。今世界でも取り上げられているSDGsに関して、欠かせない研究をずっとしているとは!!
前先生に教わったことはたくさんあり、今の自分があるのは間違いなく前先生のおかげです。
今日はそんな前先生から教わったことを書いていきます。

失敗ではなく勉強

研究室で実験結果の報告をする時、うまくいかない結果の方が多かったのですが、前先生は嫌な顔一つせず興味津々に実験結果を聞いてくれます。
うまくいかない結果だったとしても、このやり方だとうまくいかないということがわかったから前進している、という発想なのです。
これは最初違和感でしたが、このような発想なので、実験がとても楽しくできたように思います。
エジソンも言っています。
「失敗したわけではない。
それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。」
「私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」
今でも、まずは行動(実験)してみて、うまくいかなかったとしても、このやり方だとうまくいかないということがわかったのだから次は改善しようと、前進する発想になっています。
うまくいくまで行動(実験)し続ければ良いだけですからね!気が楽になります。

自由な発想

失敗ではなく勉強と思えと言われてきたので、うまくいかなかった実験結果からでも考察が求められました。
そこで、自分の考えと教授の考えの違いを体感しました。
同じ実験結果を見ても、考えることがまるで違うんですね。
目の付け所が違うと言いますか・・・考えている方向性や幅が違うと言いますか・・・とにかくすごいんです。
発想が自由過ぎるんです。
ここで、一つの事実からいろいろな考え方があることを学びました。
社会に出てからもこれは意識していて、いろいろな角度から自由な発想で物事を見るようにしています。

一生勉強

前先生の専門分野は工学でした。
にも関わらず、経済の研究をしていたり、いろいろな方面の勉強を(工学部の教授時代から)していました。
その時の意図は聞いていないのでわかりません。
ただ、工学の研究をする場合は実験を伴うことが多いのですが、歳をとって実験ができなくなっても勉強を続けられるように、違う分野の勉強をしていたのではないかと思っています。
かっこいいですよね。
僕も一生勉強だと思って、常に新しいことにチャレンジしていきます。

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