二つの人生を生きた脳🧠
割引あり
先天的な脳の障害(自閉症)を抱えて生まれた私は、脳の治療を受けた後、障碍者と健常者二つの人生を経験した。
障害があった頃の感覚を語れる人は珍しいと思う。
先天的な見えない障害を抱えて生まれ、その特有の感覚を、だれにも理解されぬまま大人になった。
30歳近くになるまで無理解に悩みながら学生生活を送り、社会生活を送った。
死ぬ思いをしてきたのでここに残したい。
生まれつきの健常者には絶対この不便さはわからないと思うからだ。
2022年、私は脳のMRIを様々な角度から撮影し、(800枚ほどだそうだ)物心ついた頃から感じていた周囲との違い、違和感の原因を突き止めた。
解析医師の説明は理論的にも、非常に納得がいくものであったし、周囲から理解されなかった症状への理解が非常になされていると感じた。
私の脳は健常者と違う形状をした箇所があったのだ。
その他、脳波測定など紆余曲折を経て、私は最終的に自分の脳を治療するという実験的な決断をくだした。
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