山本陸/フリーランスフォトグラファー

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357_フリーランスフォトグラファーになりました

フリーランスフォトグラファーになりました 実は、2021年1月1日からフリーランスフォトグラファーになってました。 密かに税務署に開業届を提出して、受付の方に「おめでとう」と言っていただきました。 なぜこの時期に公表するのか。 それは、フォトグラファーとして生活していく自信があまりなかったからです。今年の1月に仕事をバンバンもらっていたわけではなかったし、そのまま行くと確実に暮らしてはいけなかったですね。開業届を提出したのはノリと勢いがありました。まあ開業しとくだけしとこっ

    • アブノーマルへの日常

      昔からきっちりとしたことが好きだった。 右足から上がった階段。右足で終わるとなんだか身体の右側に重心を持っていかれる感じがするから、右足で登り切っても、その場で左足にも登った感覚を味合わせるように足踏みする。 青信号になったら渡ると言われたが、私の信号は赤と緑しかなかった。「昔の人は緑も青だったの」と。じゃあ今は赤と緑でいいじゃないか。 これはひねくれか。 お菓子、おつまみ、個包装されたマスク、などなどに必ずと言っていいほどある袋のギザギザ。私はあのギザギザを当たり前のよう

      • 湿っぽいと、認めること

        心地良い気温と、心地良い空間。慣れ親しんだ居場所が安心感と、怠けすぎてしまいそうな少しの焦りを醸し出している。4年前は考えもしなかった落ち着きで居られる自分と、気持ちよく過ごせる自宅。 焦って、湿っぽくて、正しいのか、いいことなのか、今よりもっと何もできなかったあの日は、マイナスな私に比例して悪天候だった。 4年前の今日は雨が降っていた。四畳半で家賃4万円台の当時の自宅は、人に話すと暗くて湿っぽくて過ごしにくいのではないか?と言われることが多かった。しかし、そんなことは全く

        • 沈むクリエイティブ

          4年に1度しかない2/29。毎日の自転から出たわずかなズレを合わせる日。 太陽や地球だって正確に出来ないわけで、人間だって例外ではない。しかし、そのズレを見つけたのはズレてる人間なわけで、とうとうよくわからなくなってくる。 日常にはいくつものズレが生じてる、そんな気がする時が多々あると思う。親と意見が合わない、友達と感覚が違う、甘いものってみんなが好きだと思ってた、とかとか。悪いように聞こえたかもしれないが、合っていることがそもそも正しいとは限らない。自分が歩いてきた道を振

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          期待と他人と私

          春の匂いは、清々しくふんわりとした、気持ちのいい香りがする。アンジェラ・アキが「恋しくて目を閉じれば あの頃の二人がいる」と歌っていたが、花粉で目を閉じて擦ったら涙が出てくる人もいるか。 いや、大多数の人には、暖かい気温、新たな出会いにわくわくするそんな季節だろう。そんなサクラ色を感じる季節に、私はサクラ色の服を身に纏っていた。 「陸くんって、毎日どこかにサクラ色のアイテムを使ってるよね」 大学一年生の私は、新しい出会いと東京でのキャンパスライフに浮かれていたのかもしれ

          ケーキにはフォークがふたつ

          私には季節感というものがない。 暖かくなってきたと感じると薄着になり、寒くなってきたら厚着になる。 いや、桜を見ると新鮮な気持ちになるし、生い茂った緑を見ると蝉の鳴き声が聞こえてくる。金木犀が香ってきたら紅葉が美しくなるし、雪がしんしん降ればこたつに潜りたくもなる。 もちろん日本に生まれて春夏秋冬を感じないことはない。しかし、季節に関するイベントに積極的に参加してこなかったからか、今思えば、淡々と目の前にある日常を生きてきたんだろうなと実感する。 「フォークはふたつつけてお

          彼が私を説明する時

          真ん中にでかくて太い軸があるんだよ。その軸は我儘とか自己中とかじゃない、良い方向に人を巻き込む力がある。「いいじゃん」に全てが詰まってる 「俺の最近の目標はこれとあれと〜〜〜、、、、」 学生時代から仲の良い友人と大人相手に仕事をする。彼もカメラマン。これは人生において最も尊いことのひとつである。その仕事終わりの飯はどんな飯より格別に美味しい。 あの頃は、何気ない仕草も会話も全て気になって、周りに流されてる自分がいる感覚だった。今は全く逆。自分が自分であるからゆえに周りも居

          私の出来ることはみんなも出来ること

          私の出来ることはみんなも出来ること 幼い頃、私は私のことをずっと特別な人間だと思っていた。クラスの中心で過ごし、人前に出ることを率先し、先生からお褒めをいただき、友人たちは皆笑顔だった。友達が多いよね、誰とでも仲良くなれるよね、面白いよね、と日常にキラキラが溢れていた。 二十歳の頃、私は私のことを一般的な凡人だと信じ続けた。想像するものと見えているものが全く一致しない、言葉と行動が真逆で、自分の心より他人の目を気遣い、人と話す時には見栄を張り大きな私を演じる。普通で一般的

          私の出来ることはみんなも出来ること

          それは全て私のせいだ、だからお前はお前を許して走り続けろ

          「俺はもう少し一緒にやりたかったよ。お互い考えてることが一緒じゃなかったんだよね。」 私のお気に入りの曲が流れる仕事終わりの車内に、濃いめのハイボール缶を飲む先輩の哀愁が漂った。東京の街頭はどこまでも続いていて、ハイビーム知らずの道をただ進む。 先輩は、永遠だと思っていた仲間とのしばしの別れを決断したらしい。あれもこれもとスピード感を持って何でもこなす先輩とはとても気の合う仲間だった。早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行けとはよく言ったものだが、先輩に

          それは全て私のせいだ、だからお前はお前を許して走り続けろ

          363_何者かになるために

          私は、noteというSNSに1年間投稿を続けた。主に、私自身のことを中心に、昔から感じていたもやもや、その日の出来事、愛とか恋とかについて、を日記のように書き連ねてきた。 365回も投稿しているので、途中、手を抜いてしまう時もあった。写真だけや、一言だけなど。今回の番号が、363なのは、私がどこかで間違えて数字をダブらせてしまっているからだ。 noteに投稿を始めた1年前は、私が感じたことを残しておくため、私の話を面白いと言ってくれる人に届けるため、文字書く人ってなんかかっ

          362_幕開け

          カウントダウンが聞こえてきた。 1年前には考えもしない日常が待ってる。 noteは、普段考えていることを文字で吐き出す Instagramは、普段考えていることを形にして表現する 写真撮っているので見てください https://www.instagram.com/ganometherapics/?hl=ja

          361_ゆっくり歩くのが好きなだけ

          ゆっくり歩くのが好きなだけ 「うさぎとかめ」というとても有名な童話がある。 説明しなくてもわかると思いますが、簡単におさらいをしよう。 うさぎとかめが競争をしました。ノコノコとしか歩けないかめとは裏腹にうさぎはとても早い速度でゴールに近付きます。うさぎはゴールが目の前だからといって昼寝をします。コツコツと歩みをやめないかめがうさぎより早くゴールをしました。 という話。 この童話から学ぶ教訓は、コツコツと努力を続けることが大切ですということ。油断していたらすぐ先を越されると

          361_ゆっくり歩くのが好きなだけ

          360_昔話36

          昔話36 普段自分語りする機会ってあまりないと思う。語ったとしても話がバラバラになっちゃったり、聞いてもらえなかったりしますよね。なので興味がある人だけ読んでくれればいいし、長いから飽きちゃうかもしれないけど興味を持ってくれる方のために一生懸命伝えていきます。 ろくに勉強もしてきていないし、失敗続きの道を歩いてきたのに、プライドが一丁前で、「でも、だって、いや」が口癖の人間。私だ。昔の私だ。 中学生から勉強に手を付けずに遊んでいた。しかし、顔や雰囲気からなんとなく出てくる

          359_甘えてられない

          もう甘えてられないなぁ〜 休みの日に休んでばかりいちゃいけないな〜 noteは、普段考えていることを文字で吐き出す Instagramは、普段考えていることを形にして表現する 写真撮っているので見てください https://www.instagram.com/ganometherapics/?hl=ja

          358_友人の卒業式に写真を撮りに行った

          友人の卒業式に写真を撮りに行った 早稲田大学の友人が卒業するということで写真を撮りにいきました。12:00に現地に到着したときとても驚いた。人人人人人が多すぎて。生徒数が多いから仕方ないか。それにしても多かった。 友人を見つけるのが一苦労。 会う約束をしていた友人以外にもたくさん友人がいて、多くの写真を撮影できた。 卒業式の写真はとても良いですね。みなさん清々しい顔をしているから撮ってて気持ちがいいよ。いくつか載せようかな。 同級生も続々と卒業式を行い、いよいよ前進する実感

          358_友人の卒業式に写真を撮りに行った