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雁琳の『晦暝手帖』
2018年3月8日 23:54
ここに柳澤健『葡萄牙のサラザール』という本がある。昭和16年(1941年)に改造社から刊行された書物である。これは或る時の古本まつりでベニヤ板の台の上に並べられた書物を渉猟している時、偶然に見付けたものだ。サラザールについて書かれた本が戦前に出ていたのかと非常な興味を抱き、その場で即座に購入した。200円であったと記憶している。巻末には附録としてサラザールの語録(齋藤太郎訳)が付いている。サラザ