入れることより出すことにフォーカスしよう
振り返れば、昭和、平成、令和と3つの時代を生きている。
その時代だからと一括りにしてはいけないのかもしれないけど、私たち昭和生まれの人間は自分の中に「入れること」にフォーカスして生きてきた。
知識、資格、お金、食べ物、サプリ。。。などなどたくさんのことを詰め込んできた。
そして、それらをたくさん持っているほど素晴らしい、と思っていた。
それはきっと、貧しい生活や戦争などを体験した私より上の世代の親やそのまた親の世代が感じていたであろう【欠乏感】がそうさせたのだろう。
「あれも足りない、これもない」
「頑張って手に入れなきゃ！」
たくさんたくさん詰め込んだ。
せっかく頑張って詰め込んだものは決して手放すもんか！
そうやって守ることに必死だった。
その頃の頑張りを引きづらなくていい
今や時代は令和なのです。
私は39歳の時にパート勤めから看護学生となり、平成生まれのいわゆる「ゆとりっ子(ゆとり教育を受けた子たち)」と3年間一緒に過ごしました。
私の二人の娘も平成生まれです。
彼ら、彼女らはまさに「ゆとり」がありました。
もちろん、看護学校という厳しいところに国家資格を取るために通っているのだからそれなりには頑張っていたけれど、ちょっと厳しくされたりするとちゃんと泣くし（笑）、テスト前にバイトしてまったく勉強しないとか当たり前だし。
イヤだ！という気持ち、自分がその時したい気持ちをきちんとガマンせずに出していました。
最初の頃こそ「コイツら、マジか！！」とイライラを覚えたりもしましたが、見ているとどうやらそれでいいようでした。
そして今、時代は令和となり組織のために個を犠牲にする時代は終わり、まずは個を確立した上で、その個が集まって組織を作るという今までとは違った形になってきました。
個を確立する恐怖
昭和を生きてきた私たちにとって、組織や集団はある意味「楽な居場所」でした。
ある程度守られているからです。
責任は誰かがとってくれる、その中の歯車になっていればなんとなくお金も入りますしね。みんなと同じことをしていればいいんです。だけど、そこからはみ出すと叩かれる。
だから、多少ガマンして自分を抑えてでもその中にいることが安心だったのです。
個を確立する、となるとそこから出ていくことになる可能性もあります。
今まで避けてきた「自分との対話」を徹底的にすることになります。
それは、痛みやツラさを伴うこともあります。自分の深い部分に触れれば触れるほど、それは強くなります。とても怖いし不安です。
なぜなら、本当に行きたい所、本当に一緒にいたい人、本当にやりたいことなど今まで心の奥にしまってきた本当の自分を知ることになるからです。
知ってしまったらそれに向かって動かなければならなくなるからです。
自分を知る方法
自分と対話する、って？何をすればいいの？？
って、私も思ってました。
具体的な方法として、まずは身体を整えること。
これは大切だと思います。
身体が不調だと心の深いところにフォーカスするのは後回しになってしまうのです。どんなに「本当の自分と向き合うことが大切」とか言われてもそもそもピンとこない。
私は9年半前に「冷えとり健康法」に出会って、それまでの不調が嘘みたいに消え去りました。
「冷えとり健康法」の極意は「体を温めることで溜まっていた毒を出す」ということです。淡々と実践していると様々な毒だしを経て身体が健康になっていくのがわかります。
そしてしばらくすると、心の毒だしも始まります。
始まる、というか、身体が健康になったことで、それまでは聞こえていなかった(聞こえていたけど無視していた)心の声が聞こえるようになっていくのだと思います。
バケツの中にあったゴミを取り除いていったら、底の方に隠してあった本当の自分の欲求、使命が見えてくる、そんな感じでしょうか。
だからまずは【出すこと】
そして、本当の自分の使命がチラチラ見えてくると、なぜかそれにしっかり向き合わざるを得ないような出来事が日常に起こるようになってきます。
実はこれが結構たいへん(と、勝手に自分で思ってるだけなのですが。。。)。
でもここでまた目を背けると、次はもっとダメージ大きめな出来事としてやってきます。「これでもか！」って。だって、あなたはもうそこに向き合うだけの下地はできてきてるから。後は覚悟するだけ、と言わんばかりに、です。
覚悟して動く、それが大事
私が「冷えとり・足もみサロン」をやっている理由はその【出すこと】をお手伝いできるからなのです。
そして身体と心の声を聞いて、あなたの覚悟の後押しができたらなー、なんて思っています。
まだまだ私も道に迷うこともありますけどね（笑）
今まで経験してきたいろんなこと、意味のないことはひとつもなかったから。その経験は、本当の自分と向き合うためのヒントだったのです。
良かったら、そんな話もしましょう。
冷えとり・足もみサロン Amate.
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