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対話は「自己開示」と「他者理解」。対話トレーニングレポート。

現在、対話トレーニングカードを使ったフルストリームソリューションズ主催の対話トレーニングの支援をしています。このブログは2024年3月27日の夜に実施した内容のレポートになります。

対話トレーニングカード


対話トレーニングカードは6人で行うトレーニングで、カードを使ったゲーム形式のワークを中心に自身の対話傾向が分かるアセスメントや、対話客観的に対話を診断する対話診断のワークなど、対話について体験し、学んでいく対話トレーニングです。

私自身、エンジニアのソフトスキルを教える立場で、ゲームを取り入れた学びの場を提供することもあるので、和智さんのカードゲームを使ったトレーニングに興味があり初回のトレーニングに参加させてもらった経緯があり、今回の場を開かせてもらいました。

研修の目的を説明中の和智さん

そもそも「対話」は近年注目されているカテゴリーで、日常生活もそうですが、特に企業、組織活動、仕事におけるコミュニケーションの取り方として「対話」が見直されています。「話す」こと自体は働くようになってから敬語や、いわゆる社会人としての所作みたいなものは学びますが、普段の仕事でのコミュニケーションは学びの対象にはなりにくいものでした。しかし、仕事をいい感じに進めるためには「話し方」と「聴き方」も良いやり方があり、それらを身につけるのに「対話」をトレーニングするのは大事な事だと考えます。

対話トレーニングカードはひとつの物語が6枚のカードに1場面(シーン)を切り取って描かれています。プレイヤー6人にはそのカードが1枚ずつ配られらて、お互いにカードは見せない状態でカードに描かれたシーンから6枚の順番を対話によって推測していくゲームです。

1枚ずつプレイヤーにカードを配る和智さん

トレーニングと解説

トレーニングやワークの詳細は体験していただきたいので書きませんが、トレーニングとワークの後に和智さんの解説も入り、気付きある時間になってました。少しだけお伝えすると、キーワードはタイトルにも入れた「自己開示」と「他者理解」で、目的(ゲームのゴール)に向けて、6人の関係性の中でどのような対話が行われていくのかが、ポイントになります。普段意識していないことが意識できるようになるそんなトレーニングでした。

ゲームに熱中するみなさん

トレーニング後は、参加者からはトレーニングを受けると良さそうな対象を提案していただいたり、ご自身の対話の傾向が見えたと感想をもらいました。他にもフィードバックをいろいろいただきましたが、みなさん「対話」について意識されていたようです。

2024年5月に次回の開催を予定していますので、ご興味ある方は、こちらのnoteをフォローいただけると幸いです。
和智さんが3月に出版された翻訳書「組織を変える5つの対話」はこちら。

和智右桂さんのプロフィール

株式会社フルストリームソリューションズ代表取締役社長。
これまで SIer およびエンタテインメント系総合商社で、開発プロセスの標準 化やアーキテクチャ設計、大規模システム開発のマネジメントなどに従事。
現在は、事業会社のデジタルを活用した業務改革/組織改革をサポートするサービスを展開している。
主な訳書に『エリック・エヴァンスのドメイン 駆動設計』(翔泳社、2011 年)、『継続的デリバリー』(KADOKAWA、2017 年)、『組織パターン』(翔泳社、2013 年)、『リーダーの作法―ささいなことをていねいに』(オライリージャパン、2022 年)がある。また、著作に『スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リー ダー』(翔泳社、2017)がある。2024年3月に「組織を変える5つの対話 対話を通じてアジャイルな組織文化を作る」を翻訳。




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