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【せかくま#5】 事業化のきっかけとなった長野遠征

前回のせかくま
#4 プラットフォームとして「誰もが参加できる仕組み」を

「なにかしなくては」とプロジェクトを立ち上げたのが、2017年6月。そこからウサギ型のイメージ図を描き、7月16日にはクマ型のモックが完成した。プロジェクト開始から約1カ月でプランからモックまで辿り着いたことになる。気づけば、ヨシさんと一緒に走ると決めた7月23日が目前に迫っていた。

そして迎えた長野遠征。横山は長野で確認できたあることが、くみぐまの事業化を後押ししたと話す。

「長野ではヨシさんと一緒に、職人さんがいる工房とか、子どもたちが集まる場をまわりました。長野に行く前は『くみぐま』という名前もなかったんですが、ぬいぐるみのパーツをいろんな職人さんに作ってもらえるかとか、純粋に子どものおもちゃとして楽しいものなのか。その反応を見てみたかった」

結果はどうだったのか。横山はこう続ける。

「もう子どもたちは、すぐに分解したり、親に『このクマのぬいぐるみ、首が取れるんだよ』って見せに行ったりして喜んでくれた(笑)。職人さんたちも、このぬいぐるみのパーツをそれぞれの技術でつくれないか相談すると、よくわからないけど、とても面白がってくれた。その実感が、事業化に踏み切るきっかけになったんです」

《詳細はこちら》 だったら、走ればいいじゃんプロジェクト

世界に愛されているクマで、人と地域をつないでいく話
#1 企業、作り手が集う「くみぐま」誕生の背景
#2 なぜIT企業がぬいぐるみを作ったのか
#3 「場づくり」から着想したぬいぐるみ
#4 プラットフォームとして「誰もが参加できる仕組み」を
#5 事業化のきっかけとなった長野遠征
【次】#6 「くみぐま」誕生
#7 「くみぐま」流行でなく定番に

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