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『エアスイミング』 熱く語る私的なご案内文

秋がゆっくりやって来ています。いかがお過ごしでしょうか。
ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。伽藍 琳です。

9月26日(火)・27日(水)、成城学園前のアーティスティックな空間 アトリエ第Q藝術 にて、Reading +『AIRSWIMMING - エアスイミング』に出演いたします。

Reading +『AIRSWIMMING - エアスイミング』
原作:シャーロット・ジョーンズ 訳:小川公代(幻戯書房刊)
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​9月26日(火) 15:00/19:00
9月27日(水) 15:00/19:00
アトリエ第Q藝術
前売 ¥3,800 当日 ¥4,000 全席自由
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出演:岡田静・沖中千英乃・勝部祐子・葛たか喜代・伽藍琳
Piano & Vocal:YUKA

演出:佳田亜樹
照明:早川誠司 音響:返町吉保 舞台監督:上田実
企画・制作:Witching Banquet/戯れの会

コロナに収束の兆しが見え始めた昨年、演劇人仲間によって、古今東西あらゆる戯曲を声を出して読み合わせる「戯れの会」がスタートし、私も参加しています。新宿ゴールデン街の小さなバーで月数回開催しているこのサークル活動。一年の節目に、これまで読み合わせた中で面白いと思った戯曲をリーディング形式で舞台にのせようという趣旨で、幾つかの最終候補作品の中から、私も一票投じた『エアスイミング』が上演の運びとなりました!

1920年代イギリス。婚外子を出産した、あるいは女らしい振る舞いをしないという現代ではあり得ない理由で精神異常の烙印を押され、収容施設に収監された女性たちがいた。世間から見放され、出口の見えない監禁生活を強いられたドーラとペルセポネー。性格も身の上も異なる二人が、対話と想像力で日々支え合い生き延びていく、きっと本当にあったであろう、今もなお世界のどこかであるであろう、サバイバルストーリー。

『AIRSWIMMING - エアスイミング』は、私含む戯れの会の面々と同世代のイギリスの劇作家シャーロット・ジョーンズの処女作です。1997年に書かれたこの二人芝居は、英国はじめ全世界で上演され、日本でもつい数年前のクラウドファンディングによる初演と翻訳本出版をきっかけに、多くのカンパニーが取り上げています。20〜30代の若い女優2人で演じられることの多いこの作品を、40〜50代の女優5人(!!)が、リーディングの原則* はそのままに、ステージングでも語るプラスαの演出でお届けします。

(*) 相手役に物理的にセリフをかけてしまうと、「じゃリーディングじゃなく普通の芝居にすればいいじゃないか」的なことになりリーディングの意味を成さない為、原則として相手役の存在は実体ではなく精神で捉える。物体としては見ない。

一筋縄ではいかない戯曲ですが、作者の強い企みと遊び心を随所に感じます。いかにユーモラスに料理して、テーマや戯曲の愛すべきエモさをお届けするか、只今奮闘中です。
音楽も非常に重要なポジションを占める『エアスイミング』、お誘い合わせてご観劇くださいましたら幸いです。ご予約は伽藍まで直接ご用命いただくか、下記のリンクをご利用ください。

▼チケットのお申込はこちらから〔伽藍琳扱い ご予約〕

劇場でお目にかかれることを楽しみにしています。
お身体お大切になさって、皆様にとって素敵な秋になりますよう!

2023年 初秋

伽藍 琳


これが現物のご案内文です。


『エアスイミング』フライヤー

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