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【99】新規開発から学ぶ:どこでも最強のスキルは問題解決能力!?

新しいアプリやサービスを開発するとしたら、どんなものがヒットするか。どんな事業があったら便利だと思うか。考えてみます。

  • ビジネス=誰の悩み解決になるか?

  • 同じ作業を効率化する、これも問題解決

  • どこでも通用する力『問題解決能力』

ビジネス=誰の悩み解決になるか?

先日、知り合いと電話していたら、自分は結構クリエイティブな方だと言われ色々発見がありました。映画製作や小説執筆の他、国旗授業のプログラムを考えることや大人数の旅行企画をすることなどは意外と「クリエイティブ」に入ることなんだな~という気づきも。そして、ちょうどいま、とある課題で「オリジナルアプリ」を創作するのですが、それにも似たものがあると感じました。

新しいアプリやサービス、もっというと事業を立ち上げようとするとき、どんなポイントが一番大事になるでしょうか。

まず古今東西言われることは大切な点は「誰の悩み解決になるか」という点でしょう。ビジネスは問題解決なので、アプリでもサービスでも同じです。

ここで大事なのは「悩み」を見つけ出すことは勿論、「誰の」もキーであることです。ターゲットとかペルソナとか言われたりもしますが、具体的に誰がそのサービスと享受することで便利な生活を送ることができるのか。

これは考えているうちに思ったことですが、あまり風呂敷を広げ過ぎずに考えることだと思います。いきなり「若者の~」「日本国民の~」「全世界の~」という需要で考えるよりも、まずは自分だけ、友人だけ、家族だけ、でいいので、対象者を明確にして考えてみます。自分を含め身近な人が(潜在的に)思っている「あったらいいな」を考えることです。その方が分かりやすいし、ヒアリングもできるので進めやすいですしね。一人も欲していないものは誰も欲しがらないでしょう。

そしてこういった気づきは結構なにげない会話で生まれたり、なにげない時間にぱっと思いついたりするような気がします。ほとんどの課題は見えていないだけで、潜在的には存在している、というのもよく言われることですよね。

同じ作業を効率化する、これも問題解決


興味深いと思ったのは、無理やり斬新なサービスをひねりださなくとも、「効率化」という側面でたくさん考えることができるんだなと思いました。

一日を振り返り、一週間を振り返ります。その中で「何度も同じことやっているな」と思うことはありますでしょうか。それが実は「効率化」のネタになります。不平不満を募集するアプリかなんかが一時期流行っていましたが、あれはビジネスの卵の塊なんですよね。

会社でもプライベートでも同じですね。同じタイピング作業を淡々としている方であれば、自動バッチやRPAツールを使って、一連の動作をすべてプログラム化・自動化できるかも!と考えられるかもしれません。

プライベートでも、例えば帳簿をメモ帳につけているけれど、毎月月末に計算するのが面倒、という方であれば、エクセルシートにまとめておくことで簡単に計算ができるようになります。ログも残るのでトレースしやすいですよね。

といった具合に、「同じことに時間かかっている」ことをふと見つけたときにビジネスチャンスの芽が出ると思っています。ビジネスなんて大げさに言わなくとも、最初はスモールスタートして手ごたえがあれば規模(エリア・対象年齢・性別など)を大きくという順番で良いと思っています。アプリなんて大体がそうだと思っていて、Facebookとか大学で始めたら意外と世界に広がった典型例ですよね。

そして、マネタイズまで考えることができれば立派な事業に大変身です。ただ、収益ポイントというのが言うまでもなく重要であって、今更「広告収入があります!」「サブスクにします!」だけでは埋もれること間違いないでしょう。

どこでも通用する力『問題解決能力』

こういったモノづくりって、結局小説や映画も似ていると思っています。村上春樹みたいなステージまで行くとむしろ「著者の思想を感じさせない」とかいう文学的世界になってしまいますが、大体の作品はメッセージがあります。

そのメッセージは、潜在的に読者が思っている悩みや問題の解決に繋がっていることが多いです。もしかすると著者は日ごろ生きている中で「そういえばなんで人って○○なんだろうか」「社会はどうして○○なんだ」といった気づきがあり、それを作品に通底するコンセプトにしているのかもしれません。

そうして文字や映像によって顕在化した課題を、読者や視聴者が受け取ることで、自らの潜在的な課題が浮き上がってくる。勿論、すべてがすべてそんなことを考えて製作しているわけではないと思いますし、特に映画は絵で魅せることができるのでアニメーションやバトル映画などは、ただ迫力だけを求めているということもあり得ます。

これは、小説家でも営業マンでもエンジニアでも事業家でも同じですが、結局「問題解決能力」が高い人はどこでも活躍できるという発見もありました。特にエンジニアは一般的にはコーディングを巧みに操る格好いい職に見られがちですが、大半は「エラー解決(デバッグ)」だと思います。エラーを見つけて解決していく、この力はどんな仕事でも生かされ、これができる人ほど経営層は欲するのではないでしょうか。

ということで、色々と繋がるものがある発見でした。
それではまた!


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