初喧嘩

モンペリエ、太陽が照りすぎ、バテて夕飯の席で、やってしまった。

だって彼の、黒人をチョキーって呼ぶのから始まり、

昔のジプシーは信用ができた、とかいうから切れてしまった。

ジプシーに当たるドイツ語はもう使用禁止の言葉になってて、ロマ、と呼ぶんだけど、彼もいい加減なんだよね。話によって、中古車業はロマが手を出してて、車によく置かれてるカードからは車を売らない方がいい、とか、シュトラスブールに市が寄付した住居があるんだけど、その地域は放火が多いと。工場の放火は、保険金狙いの工場主からの契約でロマがやってる、とか。

このドイツの街にいるロマの人達は、近寄りたくもない、一体何で生活してるのかやっぱ勘ぐってしまう。

そこで、私が、時が変われば人も変わるから、信用できるとか今はわかんないよーって言ったら、そこからなぜか、私の嫌いなテーマ、ユダヤ人になってしまった。

ユダヤ人であるだけで信用がならない、と。自分はアルザス地方で数名を知ってるから、というのが彼の理由で、笑っちゃうじゃない。数名から判断って。

住む地域、国によって変わってくるはずだから、皆がみんな一緒であるわけがない、ユダヤでくくるのは大まかすぎる、と言ったら、怒っちゃった。

更に説明として、フランス人として自分だってドイツで括られてるでしょ、フランス人だからいい加減、とか、私も日本人の一言でイメージを押し付けられたくない、といえば、

僕は何を言われようと気にしてない!
ユダヤの何を知ってるんだ!僕には知り合いがいる、と。

私もしつこいから、でもそれは地域限定じゃん、フランス全土のユダヤ人ですらない!アメリカのユダヤ人はまた何種類かあるし違う!

で堂々巡り。ユダヤ人は悪、と。

いつの間にか隣の若いカップルは帰り、

もーなんで、ワンワードでくくるれるものではない、という私のポイントがわかんないの?なんつて、盛り上がってしまって、

君は飲みすぎたようだね、とシラーと言われる。

私も途中から、あー止められないなぁ、と思ってた。

今日一日好きでもない外にいてすごい疲れてしまったってのもあるんだけどー、

酔って絡みました!

のほうが正しいかもしれない。

次の朝、謝っといたー。