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Huawei P30 Pro 40Mpixels(RAW)からLightRoomで現像してみた画像。

まず、以下の画像はオリジナルのRAW画像。40M設定のPROモードで撮影。"note"の制約で10Mbyte 以下のJPEGにしなければならないので、画像は参考までに見てほしい。現物を等倍で見てみたが、かなりのものだ。流石40M Pixels.

画像1

上記RAW画像は、80Mのサイズがある。これを Macに転送してLightRoomで開いてみた。ちなみにRAW画像はカメラ画像(DCIM)フォルダの下に(RAW)というフォルダがあるので簡単に見つかる。dropbox への自動クラウドSyncだと、RAWごとSyncされるのであまりなにも考えなくても良い。

画像2

上記画像を21:9 の作品としてMacのLightRoomで現像してみた。RAWからの処理なので露出の変更やカラーバランスの変更にも破綻が無い。やはりこのスマートフォン、到達してはいけない次元にまで来てしまっている。RAWは特にヤヴァい。

もう一枚、現像後の写真を掲載しよう。

画像3

実は同じ背景だが、Mac Pro ではなくお気に入りのトートバッグの金具をモチーフとして撮影し、nik filter をかけてみた。この nik filter、優れものなのだけれどもオリジナルの画質が良くないと作品としての味わいに実に影響が出てしまうのだが、、、このモノクロ画像も情報量が多く濃厚だ。なかなかイる。ちなみにノイズはわざと足してる。

画質

Leicaに40M Pixls とはいえ、α7RIII と比較すると解像度はそこまで無い。逆にいえば「良くあのセンサーサイズでここまでやった」とも言えるくらいには惜しい負けたかをしている。流石Leica。

階調はそこそこある。RAWでの画像編集において必要な階調は十分に存在している。しかし、人を心底感動させるような階調の質(Leica Sのセンサーのような)は持っていない。では感動させる写真が撮れないかどうかといえば、腕前次第としか言えない。可能性は大いにあるカメラだ。では死角は無いのだろうか、敢えてミラーレス一眼と比較して問題点を列挙してみると、、、

P30 Pro の問題点

ベタ褒めのP30 Proにも問題点があるので列挙する。

・ファインダーのアングルが自由では無い。 スマートフォンだから当然だが、メインカメラを使うには被写体に画面が正対する必要があるので角度のあるものを撮影するときには途方も無い努力が必要だ。

・シャッタータイムラグ。プロフェッショナルカメラに求められるシャッタータイムラグ※1 が冗談のように長い。プロモード(RAWが使える)だと、画素数に関係なく、1000msec(1秒 !)くらいに考えないといけない。これはかなりキツい。動体を撮影したいときには要注意だ。

・フォーカスが安定しない。作品作りに必要なフォーカス位置がいまいちアバウトだ。ProモードではAF-CやAF-Sが選べるが、画面タッチで選択してもいまいち安定しない。しかしこれは撮影のし直しが極めて平易なため、あまり致命的では無い。

・外部ストロボなどとのシンクロが難しい。できないとは言わないが、簡単では無い。

・標準ジグで三脚にマウントできない。意味の無い議論だがそのとおり。マウントできるようにすることは勿論できるが可搬性を損ないがち。このくらいの画質になると三脚を使ってみたくなるというのは逆に驚くべき進化でもあるのだが。

※1 シャッタータイムラグとは、シャッターボタンを押し、シャッターのスイッチが入ってから実際にシャッターが切れるまでの時間のこと

P30 Pro の利点

・超高画質

・4つのレンズで3つの焦点距離

・超軽量 195g

・スマートフォンなのでGPS/ネットワーク機能/アプリ連携など自在

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