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「コモド」なんじゃこりゃ・・・・電波映画やん!?

こんな映画のことを覚えている人はいるのだろうか?ジャケットとタイトルから見た感じ想像できると思うが、本作はコモドオオトカゲのすむ孤島を舞台にした怪獣映画である。

しかも監督は今現在も「ジュラシックパーク」シリーズで特撮マンとして活躍しているマイケル・ランティエリ、主演は後に「女検視医ジョーダン」に主演するジル・ヘネシーとこの映画の数年後に「ドーンオブザデッド」で警備員の少年を演じるケビン・ゼガーズという豪華キャストである。

(ちなみにケビン・ゼガーズ君とジル・へネシー姉さんです。)

実際この映画で彼らはかなり演技力と華をみせつける。


特にケビン・ゼガーズ!!!ああ~本当にイケメンだ。

隣で見ていた俺の従姉妹が「めっちゃイケメン」と一目ぼれをしていた。今では35ぐらいかもしれないが、それでも今でもイケメンなのだからすごい。

その後、数年後にゲイだったお父さんとのロードムービー「トランスアメリカ」で男娼の少年を演じていたが、これがまたすげえイケメンで美しかったのだなあ・・・・。


ジル・へネシー姉さんも目つきが猫系で、鍛え上げた体がタンクトップからみえてまたカッコいいのだ。

こんな精神科医おったら毎日どきどきやろ!!!!俺やったら受診するわ!!!

さらにこの映画のコモドオオトカゲはかなりリアリティがありカッコいい造形をしているんだよな・・・これが・・・・。

ちょっと期待しちゃうでしょ!?

・・・しかしその内容はどっちかといえばエヴァンゲリオンの最終回のヤケクソ感に近い。

まず主人公はコモドオオトカゲに両親を食い殺され失語症になってしまった14-5歳の少年だ。そんな少年の面倒を見るため叔母さんはやたらとエロい女精神科医を雇う。

すると女はこんなことを言い出す。

「トラウマ克服のために問題の島に彼を連れて行きましょう!」

嫌々、なにをいいだしてんねん・・・。と突っ込む観客とおばさんだったがまあ仕方ねえなって感じで島に行くことになる。

そこではなんと主人公一味が知らない間に悪い企業が悪い研究をしていたが、いろいろずさんなこの会社はやる気なさそうな警備員二人に管理を任せていた。

警備員は上司に「侵入者おるから殺せ」といわれるがやる気内からどうもいいわって感じでスルーする・・・・。

・・・・っておいおいそこはせめてもっと悪そうなやつが見張ってるとかそういう設定つけるだろ!!!監視員側にもっと悪そうな殺人大好きなビッチとか怪獣大好きなマッドサイエンティストとかそういうのつけろよ!!!

主人公一味を殺す気で追いかけてくる暗殺者チームとのやり取りとかで盛り上げれるだろ!!!サービス精神のない映画だ。

って思っているとなんやかんやあってコモドオオトカゲはおばさんを食い殺してしまう。女精神科医と少年はテンパって逃げるが、途中で少年が行方不明になる。

同じぐらいに警備員の相棒のおっさんがコモドドラゴンの毒にかかって死んでしまう。そこでなんか湿っぽい感じになるが・・・この映画でそういうことされてもって感じだ。

生き残った警備員は女精神科医とともに少年を探すが、なんやかんやあって女精神科医が一人で探すことになる。

途中でコモドオオトカゲに殺されそうになるが上半身裸でターザンになった少年は女を助ける。雨の中上半身裸の少年とタンクトップのエロ精神科医はカウンセリングをして終わる。

あのなー、そこはセックスせえよ!!!


これは所詮B級映画なんだぞ!!!倫理的にNGでも面白けりゃそれでいいのだ!!!まったくわかっとらん!!!ぶったるんどる!!!!!

どーせならここでセックスすりゃいいのに、良くも悪くも突き抜けれないこの映画は本当にハグしあうだけで終わる。


最終的になんやかんやあって警備員が助けにきてなんやかんやあって終わる。

最終的に街でこんな格好した一行が街を歩いてる。

不審に思った警察官のおっさんが「君らなにしてんねん・・・。」とドン引きした表情でいうと

「すごくいい気分ですよ!!!」

と無茶苦茶ケビン・ゼガーズのいい笑顔で終わる・・・・・。

いい気分ですじゃないだろ・・・・いい旅、夢気分やないねんで!!!

もっとまじめなコメントしなさい君ぃ~~~~~~~~~~!!!!!

ってめっちゃイケメンやなぁ!!!!白人には負けるわ!!!!

でもなんやこの映画・・・・と思っていると本当に終わってしまう。

なんじゃこりゃ!!???なんじゃこりゃああ!!???

この映画を怖いコモドドラゴンが人を食い殺しながら突き進む映画とおもっていたこっちは唖然である。

小6のころ怪獣映画やホラー映画にもなれてきてみたら・・・この始末である。

重ね重ねいうが、どーせならケビン・ゼガーズがジル・へネシーにいきなり襲われてしまうとかそういうのやればいいのにそういうのをやらないのだ。

警備員のおっさんはやる気がなさそうなのでどうでもいいのであった。っていうか君は悪役やれよ!!!

もっというとコモドオオトカゲの出てくるシーンもCGの出来はいいのに暗い画面でえっちらおっちらしてるのでみにくいのである。

その後、本作は「コモド・リターンズ」という続編が作られるが、こっちもこっちでどうでもいい映画でした。

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