本当はこわいネトゲの話

今回は映画でも小説でもなんだったら創作物ではない動画の話だ。

早い話がまだ終了していないネトゲの世界でこの動画を配信していた配信主が経験した恐怖の体験の話である。

まず、なにはともあれリンク先の動画をみてほしい。


早い話がネカマを装いアホなオタクを釣って遊ぶつもりが・・・・実はネカマ上等のホモ出会い厨だったというオチだ。

ここまで強烈なやつはいないが、俺はこれに近い経験をしたことがある。

俺は1年前までpso2にハマっていた。そこでチームを組んでやっていたのだが・・・そこにいわゆる上級者様がくることになった。

朝から晩までやりこんでいて本当に強く、いい武器をもっていた。時々発狂することはあるが俺たちは1年間いい関係を築き上げていた。

さて、ここに女性ユーザーがやってくる。この上級者さんの次に強く、この娘はリアルで女子高生で中学時代からやりこんでいる古強者だった。女性アイコンのキャラを作ってるネカマちゃんはいたけど、この娘は別だった。

はやり物のソシャゲに明るい彼女は・・・本物の女子だったそうだ。さらにここで語ることになるんだけど、実はリーダーとこの娘はひそかにできていた。つまり、実はリーダーも高校生だったようだ。

だが、上級者さんは明らかにその女子高生がくるとテンションが高くなり執拗に彼女と組んでミッションにいくことが多かった。

誰が見ていても明らかだった。


この男は彼女に惹かれていた


女子高生のほうも課金アイテムをその上級者にせびっていたらしい。数ヶ月間の間はそうやって楽しく生きていたはずだった・・・・。

この上級者くんはどうやらだんだんわかってきた。

リーダーと女子高生がいるときだけその娘のテンションが明らかに違っていた。


まったく同じ理屈だったのだ。結局同じ存在は引き合う仲だったのだ。

そして、最初こそはパパ活の相手だった上級者さんだが・・・・次第にその女子高生はだんだんうっとうしく感じ始めたのか中々inしないようになってきた。

その上級者様はなんと彼女の固有の部屋の前で定期的に彼女を待つようになっていった。そして彼女がログインするたびに「一緒に遊ぼう」とメッセージを飛ばすようになってきたのだ。

だんだんストーカーまがいになってきたのだ。

さらにいうと部屋には掲示板の機能があり、そこにメッセージを残せることができるのだが・・・・彼女がいないときは「いつ入れる?」「会おうよ」「おやすみ」と必ず決まって毎日1:00に書き込むようにしていたのだ。

もうここまでいくとイエローシグナルがあがったようなもんだ。

さすがに相手もまずいとわかってきたのか、ある日唐突にその上級者様はチームメンバーをブロックし始めた。

そしてチームルームの掲示板にはリーダーへの恨み言が書き連ねていたそうだ・・・。

誰かが消して俺は読めなかったが大体の要約は「お前らは裏で組んで俺をいじめているんだろう!!!」というものだった。

正直、俺はこの話で一番悪いのは女子高生ちゃんだと思った。そりゃ課金アイテムを送ってもらっていたのに、飽きたから捨てるのはないだろう。

オフ会の話もあったが、もしも開いていれば・・・どうなっていたのだろうか俺は正直怖くなった。

もしも、リーダーと女子高生が付き合っていることを知ってしまった上級者はなにをするだろうか・・・俺は理解できないししたくもなかった

俺はさらにいうと上級者くんの年齢も知っていた。俺と彼は二人だけになるとよく話していたが・・・おそらく年齢は35であると彼の口から聞いたことがある。

上級者くんが抜けた後はだんだんチームはグダグダになり、やがてみんな入らなくなっていきチームは解散することになった。

その後、サーバーを変えて俺はinするようになった・・・。

これ以上こんな馬鹿馬鹿しいことに付き合って入られないとおもったからだ・・・。

そんな話を別サーバーのチームに入り、話してみた・・・。

だが、こんなことはネトゲの世界では氷山の一角でしかないようだ。


それからだいぶたち、レディプレイヤーワンをみた。

そこには明るく楽しいネトゲの世界があった。あんな青春絵巻をネトゲで経験しているなんていうのは絵空事にしかみえなかった。

そして、あんな楽しい経験をしている連中の横できっと本気で辛いめにあっているプレイヤーもいるのではないか?と思うと俺はあの映画を素直に楽しむことはできなかった。

もっといえば、おっさんの嫉妬に付き合わされて数ヶ月の時間を無駄にした俺はいったいなんなんだ・・・と愚痴りたくなってきた。

あの映画を見て勘違いをしてる人(いるのか?)にいいたいがあんなキラキラした青春ネトゲ成長冒険絵巻などないのだ。

現実は高校生同士が楽しくinして遊んでるのを30越えたおっさんが嫉妬の炎を燃やしてみているのだ。


ネトゲの世界は墓場なのだ。そして俺たちはその墓の中に寝る死体でしかないのだ。

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