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不動産投資

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住宅ローンを借りて都心の中古マンションを住まいとして購入することが、何故最善の不動産投資なのか、どんな不動産を買えばよいのかを解説します。
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【不動産とは何か宅地とは何か】

1.宅地と建物と複合不動産 不動産とは土地と建物のことで、それは私たちの生活に深くかかわっています。土地は樹木や農作物を成育させますし、建造物を保持する力も持っています。土地はその本質的な能力で、さまざまな収益を生み出します。土地上に建設された建物と一体の複合不動産として利用されるときに、土地は最も大きな収益を生み出します。建物の敷地として使われる土地が宅地です。日本の国土の66%は林地です。そして13%が農地です。水面・河川・水路が4%、道路が3%、原野が1%、その他が8

【不動産投資と株式投資、老後資金の確保に有利なのは】

不動産投資と株式投資はどちらもサラリーマンが仕事を続けながら始められる資産運用ですが、利益を生む仕組みや投資の流れ、現金化のしやすさなどが違います。 1. 不動産投資の特徴 不動産投資は物件を保有することで、長期的に家賃収入を得ることが主要な利益です。短期間での元本価額の変動は考えにくく、長期にわたる収益(家賃収入)の変動が元本価額にも影響しますから、賃料が低減しない物件を選んで投資することが肝心です。 a.不動産投資の利益 不動産投資の利益の中心は、不動産を保有し賃貸し

【自分に必要なのはどんな住まいなのだろう】

1.住まいの選択肢 持ち家か借家かという選択に始まって、一人住まいか二人住まいか三人以上の家族のための住まいなのか、二人は兄弟なのかパートナーなのか夫婦なのかそれ以外なのか、そこに何年住むつもりなのか、住まいに求める第一条件は機能なのか安らぎなのか、人それぞれに思いは異なります。時が経過すれば同居人の数は変化します。住まいに求める条件も変わるでしょう。短期間に条件が変化しそうなら、借家を選択するのが良いのでしょうが、そこに長期間住み続けるのなら、経済性で持ち家が勝ります。

【不動産の価値と価格】

1. 不動産の価値と価格は形成要因が全く違います 不動産の価値はその物件がどれだけの収益を獲得できるかで決まり、不動産の価格は取引市場での需要と供給の均衡点で決まります。ですから価値と価格は通常異なります。不動産の売り希望価格は売主が決め、不動産の買い希望価格は買主が、その不動産の価値を査定して決定します。買主は売り希望価格が価値より低くなれば購入し、価値より高いときは見送ります。  2. 不動産の価値を決定するのは賃料です 不動産の価値はその物件がどれだけの賃料を稼げ

【不動産投資は投機ではありません】

1.土地基本法 土地基本法第一条には土地についての基本理念を定めた法であると記され、第二条で土地はその使用にあたっては「公共の福祉を優先させるもの」と定め、第三条で「その所在する地域の自然的、社会的、経済的及び文化的諸条件に応じて」あるいは「その周辺地域の良好な環境の形成を図るとともに当該周辺地域への悪影響を防止する観点から」それぞれ「適正に利用し、又は管理されるもの」と定め、第四条で「土地は、投機の対象とされてはならない」と定めています。ところが土地は建物の敷地としてとし

【東京都心の中古マンションを買って住む理由】

1.東京都心は住み心地が良いから 生まれてからずっと東京の都心で暮らしています。東京都心で生まれたのは偶然ですがそこで何年暮らしていても他の街に移りたいとは思いませんでした。住み心地がとても良いからです。その理由はおそらく住まいとして重要な3要件、安全性、利便性、快適性が、全て高い水準で満たされているからだと思います。しかもその住み心地は年々良くなっています。 2.東京都心は安全性が高いから 気候変動で国の内外を問わず、大規模な水害のニュースがたびたび聞こえてきます。東

【銀座や丸の内なら利回り1%でも良いが住まいなら利回り5%以上の物件を選ぶ】

1.銀座中央通りの高値取引物件少し古い話になりますが、2013年10月4日の日刊ゲンダイで、銀座中央通りの「ティファニー銀座本店ビル」をソフトバンクの孫正義社長が高値で買ったと報道されました。ロイター通信の報道によれば、孫社長の購入金額は320億円で、リーマン・ショック前の2007年にゴールドマンサックス系の不動産ファンドが取得した380億円が「異常な高額取引」だと注目された物件です。その後、リーマン・ショックのあおりで物件の価値が下落。ゴールドマンサックス系の不動産ファンド

【不動産鑑定評価理論から学ぶ不動産の基本】

買うと損する不動産を選ばないように、価値と価格の関係を知っておきましょう。 (ポイント1)不動産の効用は賃料に反映されて不動産の価値が定まります 不動産の効用とは人の役に立って収益を生み出す能力です。 不動産とは土地と建物のことで、土地は建物と一体となって大きな効用を発揮します。 樹木を育成できる林地よりも作物を育成できる農地の効用が大きくて、農地よりも建物と一体となって仕事や生活の場を提供できる宅地の効用が一番大きくて、その効用の大きさが賃料の大小に反映されて、それぞれ

【安全な中古マンションを買うためのチェックポイント】

「中古マンションには経年劣化で何か欠陥がありそうだから、後悔したくないので安くても買いたくない。」と考えているかもしれませんが、「新築マンションも誰かが一日でも住むか、新築後1年を経過したら中古マンションです。」それなら新築と比較して割安な中古マンションを選んでみようかなと思ったら、買っても後悔しない中古マンションを見極めるために、以下の5ポイントくらいは事前にチエックしておきましょう。 (ポイント1)賃料利回りを想定してみます 概算賃料利回りが5%以上の物件を検討対象に

【都心で楽しく暮らす住まいの買い方】

前回のこちらの記事の続きです。 私が考える都心とは、東京の中心地銀座と丸の内までドア・ツー・ドアで30分以内に行ける場所のことで、千代田、中央、港の都心3区の全域と品川、渋谷、新宿、文京、墨田、台東、江東の隣接7区の一部の地域です。そして、大田、目黒、世田谷、中野、杉並、練馬、豊島、板橋、北、荒川、足立、江戸川、葛飾の外周13区にもほんの少しだけ、都心の定義に当てはまる場所があるかもしれません。 買う住まいは広さ30㎡~50㎡程度、価格4000万円以下で、安心して買える中古

有料
300〜
割引あり

もっと人生を楽しみたいけれど、そのために都心に住むのは難しそう。ですが、これを読んであなたも都心で住まいを買って暮らしませんか。

都心で暮らすのは難しそうですが 私は毎日楽しく暮らし続けたいと思っています。そのためにはまず遊ぶのに便利、そして暮らしやすい場所に住まなければなりません。大自然の中で暮らすのが好きな人もいるでしょうが、娯楽施設や利便施設が身近に溢れている大都会での暮らしを私は選びます。 私のように大都会での暮らしを選ぶ人が多いからでしょうか、都心に近い住まいほど高額です。中でも東京の都心が一番魅力的だと思いますが、2023年12月現在で東京都心の新築マンションは、1㎡あたり200万円前後で