もし社会党が政権を取っていたら、日本はどうなっていたのか
はじめに 55年体制は政権与党の自民党と野党第一党の社会党が対峙していた政治体制だった。そこには政権交代はなかった。なぜ社会党が政権が取れなかったかというと、社会民主主義化の遅れ、少ない党員数と脆弱な組織だと考える。もし、これらの条件を満たし、社会党が政権を取った場合、日本はどうなっていたか考察していきたい。
社会党が政権を取るシナリオは2つある。1つ目は60年代に党改革が成功して、政権を奪取するシナリオ。もう一つは80年代の労働戦線統一の際に江田五月や山岸章の尽力で社会党