デパートの屋上といえば『子供の遊び場』、『屋上遊園地』というのは歳がバレてしまうくらいの認識になっているのだろうか。
昔は大きめのスーパーにも遊具やゲームコーナーがあったりしたが、今の子供たちは一体どこで遊んでいるのか。

さて話をデパート屋上に戻して。
田舎の方に住んでいるので都市部の屋上遊園地に比べれば遊園地と呼べる規模ではなかったが、比較的大きい乗り物系遊具がたくさん並んでおり、特別な場所に来たという認識はあった。
そんな屋上で遊んでいた子供の頃の記憶をふと思い出した。

残念ながらその思い出の場所は既になくなっている。
屋上が閉鎖されているデパートが多くなったりもしているが、デパートの屋上がなくなっているというよりも、そもそもデパート自体がなくなっているのだ。
中合だったり、長崎屋だったり、サティだったりと羅列するだけで時代を感じてしまうが、子供の頃にあった各地の様々なデパートが全てなくなっている。

時代の推移によりデパートの存在自体がそれほど必要としなくなったのかもしれないが、都市部には未だに多くのデパートが存在していることを考えれば単純に人がいなくなったか経営が甘かったかとなる。
経営の良し悪し以前に採算が取れないと見切りをつけられて撤退という方が正しいかもしれない、そもそも人が田舎からいなくなっているのだ。
学生時代の友人は全て県外に行ってしまった。
地元に就職する受け皿もないので県外に行かざるを得ない、結局ここ数十年で発展するどころかゆっくり衰退しているってことなんだろう。

もし「地元に残るのと県外へ行くのどっちが良いですか」と言われたら、「良い就職口があるなら迷わず、人口が多い県外に行ったほうが良い」と言うかもしれない。
流石に東京クラスになると精神的に擦れてしまい、性格が変わってしまった友人を見ているので何とも言えないが、気軽に首都圏に遊びに行ける場所くらいが見聞を広めるにもちょうどいいとは思う。
もちろん、全ては知人友人から聞いた情報を元にした想像でしかない。

さて話がデパート屋上から地域衰退の話になってしまったが、結局何を言いたいのか？
大人になっても、また屋上遊園地で遊びたかったなっていう話。
時の流れは思ったよりも残酷だ。
今日はこの辺で。

ギアでした。゜ω゜)ノ