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A-387 書記の像

石膏像サイズ: H.18×W.12.5×D.10.5cm
制作年代  : 
収蔵美術館 : 

古代エジプト文明の発掘物では、類型化された形式として書記の像はこのようなあぐらをかき、パピルスの巻物を広げたポーズで表されます。“書記”とは単なる記録係という意味ではなく公務員的な位置づけの官僚全般を指しています。文字と数学に関する高い教育を受けた人々で、古代エジプト社会の実務面全般の中心となった人々です。この彫像のようなスタイルは、古王国時代、特に第5王朝期(B.C.2494-2345)にたくさん制作されたもののようです。

ベルリン美術館収蔵 書記の像 第5王朝期(古王国) 紀元前2400年頃
(写真はWikimedia commonsより)


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