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E-716 古代エジプト猫全身像(大)

石膏像サイズ: H.33×W.13×D.30cm(原作サイズ)
制作年代  : 紀元前7~4世紀
収蔵美術館 : ルーブル美術館

古代エジプト神話上で太陽神ラーの娘、あるいは妻・妹とされ、ファラオの守護神、家の守護神といった役割を担うバステト神(Bastet)の彫像です。バステト神は、人間を病気や悪霊から守り、多産、豊穣、性愛を司り、音楽や踊りを好むとされました。当初は猫ではなく、雌ライオンの頭部をもった人間の姿で崇拝されましたが、紀元前1000年頃からは猫の姿や猫の頭部をもった人間の姿として表現されるようになりました。

ルーブル美術館収蔵 バステト神の展示 中央が石膏像の原形となったもの
(写真はWikimedia commonsより)


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