M-448 王冠婦人半面
石膏像サイズ: H.38×W.23×D.18cm
制作年代 :
収蔵美術館 :
出土地・年 :
詳細なデータは不明ですが、図像的にはローマ神話に於ける“ジュノー神(古代ギリシャ神話ではヘラに相当する存在)”の彫像だと推定されます。”ジュノー神”とはローマ神話上で最高神”ジュピター(ユピテル)”の正妻の神のことです。ギリシャ神話的に考えれば、ジュピター=ゼウス、ジュノー=ヘラとなり、この半面を”ヘラ”の彫刻と考えることもできます。ローマ世界は、ギリシャの文化を大きく受容したため、ギリシャ神話を受け入れた形となり、双方の文化の神々が統合され同一視されるようになりました。
ナポリ考古博物館収蔵 「ヘラ像」 ギリシャ時代のオリジナルのローマン・コピー (写真はWikimedia commonsより)
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