見出し画像

K-163 アグリッパ胸像(面取り)

石膏像サイズ: H.58×W.32×D.27cm(原作サイズ)
制作年代  : 紀元前24年頃
収蔵美術館 : ルーブル美術館
出土地・年 : 

初代ローマ皇帝アウグストゥスの腹心の部下であったマルクス・ウィスパニウス・アグリッパ(Marcus Vipsanius Agrippa B.C.63-12) の肖像彫刻です。軍略の弱かったアウグストゥスを補佐して活躍しました。騎士階級出身のアグリッパは早くから軍務に就き、カエサル派に属して元老院派と戦いました。カエサル暗殺後はオクタヴィアヌスの部下となり、最高司令官としてポンペイウス、アントニウスの軍勢を打ち破り勝利へと導きました。ローマのパンテオン(万神殿)、ポン・デュ・ガール(フランス南部、ニームへと続く水道橋)などの建造も指揮しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?