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N-024 自由の女神全身像

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石膏像サイズ: H.70×W.22×D.17cm(縮小像)
制作年代  : 1886年完成
収蔵美術館 : ニューヨーク・リバティ島他
作者    : フレデリック・オーギュスト・バルトルディ(Frédéric Auguste Bartholdi 1834-1904)

正式な名称は「Liberty Enlightening the World 世界を照らす自由」。フランス国家を擬人化した存在であるマリアンヌの姿がモデルであるとされています。

フランスの歴史家で、熱烈なアメリカ賛美者であったラブライエ(法学者・政治家)は、アメリカ独立100周年の記念として、“自由”を象徴するような記念碑をアメリカに寄贈することを計画し、若くして成功した彫刻家だったバルトルディに制作を依頼しました。発案からおよそ20年の歳月を経て、彫像はニューヨークのリバティ島に完成し、米国を代表するモニュメントとなっています。

高さは46メートル。何百枚もの薄い銅板を骨組みに貼りつける構造となっており、骨組みの構造設計はエッフェル塔の作者エッフェルが手掛けました。冠の七つの突起は、七つの大陸、七つの海へと広がる自由を象徴しています。左手の銘板には、フランス革命の日(1789年7月14日)、アメリカ合衆国の独立記念日(1776年7月4日)が刻印されており、足元で踏みつけられた鎖と足かせは、全ての弾圧、抑圧からの解放と平等を意味しています。

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パリ・リュクサンブール公園内 自由の女神像(縮小像)1889年設置
(写真はWikimedia commonsより)


自由の女神について詳しく知りたい方は、↓こちらの記事もぜひご覧ください。 発案から完成までの経緯を詳しくご紹介しています。


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