昨年、弊社スタッフからTrelloでタスク管理がしたいという話があって、ひとまずやってみますかということで利用をはじめたのですが、結果的に定着しなかったということがありました。
人間は面倒くさがりなので、自分のルーチンの中に入ってこないツールは最初はいざやるぞ！と意気込んでもだんだんと使わなくなっていってしまいます。
必ず使うツールというと、弊社においては slack が圧倒的な地位にいて、その後にメールやカレンダーをGoogleWorkspaceで使って、商談や各種データの登録やメールマーケなんかにSalesforceを使うという形です。これらは全社員がアカウントを持っており、共通して使うということで定着したのですが、Trelloは一部のメンバーで小さく使っていたということもあり廃れていってしまいました。
だったら全部Slackでできればいいじゃない、ということでSlackアプリを作り開発を続けているのです。

Slack でタスク管理がしたい

そういった訳で、弊社においてはタスク管理ツールのデファクトとなるようなツールがありませんでした。GoogleのToDoを使ってみるというのを勧めたこともあるのですが、これもわざわざToDoアプリを開くかというとどうでしょうか。微妙です。
この、わざわざ＋αを開くかどうか、という点が非常に重要で、これは携帯のファーストビューにどれだけのアプリが置けるかみたいな部分にも関わってくる話になってしまいます。一つのアプリを追加するのはとてもハードルが高いんですね。
だったら外部におくのではなく、Slackの中に作ってしまえばいいだろう。そうやって開発をしてきているのが TASUKARU-TaskAll-というアプリになります。

ToDoリストをSlackの中に

アプリのホーム画面にはToDoボタンがあり、それを押すことで自分のToDoが一覧表示されます。

リストへの追加方法は、todoと本文に書くとか、ToDo作成ウィザードを通して作成するとか、todoと本文に書いたうえで誰かにメンションするとその人にタスクがアサインされるとか、本文に日付文字列が入っていると自動的にタスク期限を設定してくれるとか、そんな感じでやります。詳細はマニュアルのこの辺を参照。

ToDoは個人管理ではなくチーム管理するほうが良い

これは持論なのですが、現代のビジネス環境は一人の中に情報が囲われている状態より、チーム全体で持っていたほうが良いと思っています。メールでのやりとりは個人と個人間にとどまってしまい、蚊帳の外にいる人たちには何が起きているのかがわかりません。突然担当者が辞めてしまったり、それこそ事故にあってしまったりすると痛い目を見るのはチーム側なのです。
こういったリスクを回避する為にも、あらゆる情報は個人にのみ委ねられるべきではないだろうと考えていて、今回のアプリではToDoリストをチームに委ねるというチャレンジをしています。
具体的に何をしているかというと、TASUKARUはアラートを充実させています。ToDoにはタグ付けをするという機能が備わっており、タグ毎にチャンネルアラートというものを実装しました。
チャンネルアラートは、指定した曜日と時間に特定のチャンネルに進捗状況をレポートするもので、TASUKARUを使ってタスク管理をしておけば、自動的に進捗度合いが関係者各位が入っているチャンネルに流れてくるという仕組みになっています。

進捗管理もTASUKARUで

上記の画像を見るとタグ進捗率や、個別タスク上には「進捗度 0%」という文字が見えていると思います。
誰かにアサインしたToDoには、進捗報告と100%達成時の達成承認の仕組みが備わっており、割り当てた人と担当者間のコミュニケーションもTASUKARUを通して行うことが出来ます。

こうすることで、タスクの進捗度合いをチャンネル内で共有し、タスクの完了をチームで共有することができます。

まとめ

ということで、今回はToDo管理に着目してアプリケーションのアップデートを行ってきました。
このように諸々の実装が進んでいるのですが、現在必要なのは使ってくれている人のフィードバックです。幸いなことに少しずつユーザーが増えて100人突破したところではありますがまだまだ声が足りていません。
一度ご利用いただき、フィードバック頂けると嬉しいです。
インストールはこちらから：https://lne.st/qn0u

関連note