見出し画像

『マッチ売りの少女』稽古お邪魔しました!再び!

こんにちは!
早大劇研'23年度入会の村瀬星哉です!
再び、『マッチ売りの少女』稽古を見学させていただきました!

シアターゲームをするダニエルさんと齊藤真菜香さん

今回の稽古も、シアターゲームから始まりました。
演出の小島淳之介さんが持ち込んできてくれるゲームは毎回違って、
バリエーションが豊富です。
自分が行ってきた劇研の新人訓練のものとも
全く違うものが多く、
目的や参加するメンバーによってこうも変わるんだ!
と、この稽古場で色んなシアターゲームを見るたびに驚きます。

今回は、
自分の身体の体重を人に預けることで、
心の信頼感を生むメニューや、
パートナーを彫刻に見立てて
動きをつけて一つの作品を作り上げるメニューを行なっていました!

ゲームを通して、自分の身体を使いながら、
心の距離を縮めると同時に
演劇的発想力を鍛えるという意図を感じました。

役者の皆さんも、
ゲームをより楽しいものにしようと積極的に参加していました。
きっと楽しいもの、面白いものに対する貪欲さを
常に持たれているのだと思います!
全員それぞれ新人訓練を経験しているからでしょうか!笑


そして戯曲の稽古に入ります。
今回の稽古では、自分たちの
「マッチ売りの少女」をどう作り上げていくかを
座組全体で考えていました。

役者は演じる上での疑問点を投げかけ、
演出は外からの見え方を考えて
効果的な演出を探っていきます。
「マッチ売りの少女」という戯曲が持つ
セリフのリズム、緊張感、そしてメッセージ性を保ったまま、
それでいて観客が飽きないような演出を目指していました。
また、不条理演劇ならではの抽象性を孕んだ作品であるので、
リアルな感情の表現と、フィクションの提示のバランスを
丁寧に調整している姿も印象的でした。

少し自分も代役をやらせていただいたのですが、、、
この作品、演じるの難しかったです。
僕が演じるとお芝居が単調になってしまって。

しかし本役の皆さんは
座組で共有されている作品の方向性とシーンの意図に
則したキャラクターを演じることで、
シーン全体としての空気感や見応えを作り出していて
すごいなと思いました!


演出の小島淳之介さんは、
「今、自分たちでやるというリアリティが一番大事」
と語っています。
長い歴史を持った早稲田演劇という繋がりの中で、
過去の名作を今、そして劇研と木霊が手を組んで再び上演することの意義を
大切にされていました。

今回の座組が、
『マッチ売りの少女』という作品を通じて
どのようなメッセージを伝えてくれるのか、
本番が楽しみです!

そして、最後に一つ。
行の1文字目を上から縦に読むと、、、、?

椅子に寝技をかける韮崎大輔さん

意味が通りません!!!

最後までお読みいただきありがとうございました!
またどこかで!

文責:早大劇研'23年度入会 村瀬星哉


早大劇研×劇団木霊『マッチ売りの少女』
主催:翠 小島淳之介
潤色・演出:小島淳之介
作:別役実
企画:花城凛

日時:10/27  19:00 A
    28 14:00 A 19:00 B
    29 14:00 B 19:00 A
    30 13:00 A 17:00 B
場所:早稲田小劇場どらま館
料金:一般 2000円 学生 1000円

出演
A 齊藤真菜香 ダニエル 樺香[カコ] 傍見秋
B うりのつる 韮崎大輔 樺香[カコ] 傍見秋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?