ゲレルト・アプ・グリフィズ

中年ウルフハウンド♂(日本産・日本育成)です。 昔、英国で勉学のために田舎に引きこもっ…

ゲレルト・アプ・グリフィズ

中年ウルフハウンド♂(日本産・日本育成)です。 昔、英国で勉学のために田舎に引きこもっておりましたが、その思い出話を書き綴るためにnoteを作りました。 英国の昔の新聞を読んだり、看板を読んだり、とりとめもない話題を取り上げたりします。

最近の記事

ランピター: ウェールズラグビー誕生の地

現在、フランスで行われているラグビー・ワールドカップは決勝トーナメントに入りました。 残念ながら日本は予選グループで敗退してしまいましたが、決勝トーナメントも楽しみなカードが残っていますので、ラグビーユニオンのファンならずとも、スポーツに興味がある人であればまだまだスポーツの秋を楽しめるんではないでしょうか。 先程ウェールズv.s.アルゼンチンの試合が終わり、残念ながら私が応援していたウェールズは負けてしまいましたが、まだ若いチームですので、次に期待したいと思います。 さ

    • ウェールズ語の標識・看板をよんでみよう 2 – Llanbedr Pont Steffan 「新看板」編

      さて、このシリーズのPart 1でLlanbedr Pont Steffan/Lampeter(サンベドル・ポント・ステファン/ランピター)の「ようこそ」看板を読みました。 内容はともかく、看板、ボロボロでしたよね。 なんかの大雨のときにボロボロになったような気がしますが(全然覚えていない)、ふと気になってGoogle Street Viewでみてみました。 私が撮影したのは2003年ですが、Street Viewでみられる最も古いのが2009年: おお、ちょっと修復

      • ウェールズ語の標識・看板をよんでみよう 1 - Llanbedr Pont Steffan

        ウェールズ語の実践というとたいていは会話の練習になるんですが、現地でのサバイバル(笑)に役に立つのが看板を読む能力です。 まぁ、ぶっちゃけて言いますと、基本的にバイリンガル表記なので、併記されている英語を読めばよれで良い話なんですが、どうせならウェールズ表記に先に目が行くようになれば、「偽ウェールズ人」っぽくなるというもの。 このシリーズでは、ちょっとずつ看板を読んでいくことで、文字通り「実践的」に文字に慣れること、スペルと読みの法則性に慣れることもできます。 今回は初

        • 昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part 3

          実質的には1904年~1905年の2年ほどで終わってしまった「ウェルシュ・リヴァイヴァル」ですが、その時期から言うと今回続けて引用しているThe London Welshmanの1905年1月5日号というのはその中間地点であり、その盛り上がりをよく伝えていると言えます。 北ウェールズの大晦日の様子は前回見たように、普段よりも粛々としていて祈りに満ちており、犯罪も減ったということのようです。 新年(1905年)となってもこの宗教的情熱は続いているようですが、現代日本人からす

        ランピター: ウェールズラグビー誕生の地

          昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part 2

          今回も”昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」”の続きです。 前回のポストで、ウェルシュリヴァイヴァルに関するやや揶揄を込めた同世代人のコメントを紹介しました。 さて、前回の記事でも触れたように、このリヴァイヴァルの中心を担ったのがカルヴァン派メソジスト(ウェールズ長老教会)です。 ウェールズの庶民の間では、メソジスト、バプティストなどのいわゆる非国教会信徒(ノンコンフォーミスト)が多く広まっていましたが、一方で教会組織としては国教会も健在でした。 しかしながら

          昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」- Part 2

          昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」Part 1

          昨今の宗教離れもなかなかものがありますが、歴史的に色々と見ますと、一定のサイクルで宗教離れが起こっています。そしてそれに対するカウンター運動が起こる、それを繰り返しています。 キリスト教史で例を挙げると、有名なところでは、10世紀頃からのベネディクト会修道院の世俗化に対応する修道院改革であるシトー会の設立及び14世紀頃のベネディクト会の自己改革、カルヴァンやルターの宗教改革に対抗する「対抗宗教改革」などがあります。(後者ははかつてはプロテスタント宗教改革への対応という意味で

          昔の新聞から探る「ウェルシュ・リヴァイヴァル」Part 1

          英国の昔の新聞を読もう!

          皆さん、はじめまして。 ペンネーム、ゲレルト・グリフィズといいます。 今まで個人的な趣味や英国の思い出話を自分のブログでやってきましたが、ブログのサービスも黄昏時になってきたこともあってしばらく放置してましたし、Twitterも文字数の関係で思うように書けない、ああ、そうか、巷で話題のnoteで書こうかと思いつつ、忙しさにかまけて、3年ほどアカウントを放置してました。わはは。 最近また色々書きたい中という気が湧いてきたので、noteで書いてみようと思いました。 Note

          英国の昔の新聞を読もう!