Yu Katsuragi

福祉系シンガーソングランナー。2023年3月15日 約15年ぶりのCDアルバム「Dia…

Yu Katsuragi

福祉系シンガーソングランナー。2023年3月15日 約15年ぶりのCDアルバム「Dialogue 1991」をリリース予定。ランニングについてはケガや自律神経系の不調に苛まれながら、『還暦過ぎても10kmを楽に50分以内で走れる体』を目指し奮闘中。

最近の記事

昭和より今が断然生きやすい、というお話

去年あたりにインスタに上げた記事で、「#私を構成する42枚」というハッシュタグについて、記事を上げました。 もう、ここでは42枚のCD全ての紹介は省きますが、その中に1枚、徳永英明のAlbumで「Realize」という作品があります。 徳永英明のボーカル自体はすごく好きでしたが、特に海外でミックスされ、シンセサウンドと打ち込みが中心になったこの作品は、僕の音楽嗜好との相性がバッチリで、かなり一緒に歌い込みました。これを一番聴き込んだ思春期には、本気でハスキーボイスになること

    • 仕事復帰どころではないお話

      以前の記事(とりあえず休職になったお話)で書いたように、母の介護と職場ストレスのために、精神疾患を発症し、1カ月間の休職も間もなくその期限が来るはずでした。思えばこの1カ月、本当にあっという間に過ぎました。 職場との接触がほとんどなくなったため、その分の負担は軽減はされたはずだったのですが、やはり病状の回復に至ることなく過ぎていったのは、母と接する時間が増えたことがストレスとしてまともに伸し掛かったからでした。 「忘れる」のではなく「理解ができない」 僕も介護職として自分

      • なぜ中島美嘉だったのか?というお話

        僕は最近、というかここ数年の間、「え?今?」と思うような後追い癖が強くなっている傾向があって、コロナ禍の間にDEENにハマって、ファンクラブに入るくらいの熱心なファンになったこともそうなのですが、全盛期を完全にスルーしておきながら、それが流行した随分後になって、スルーした全盛期の魅力にハマることが割とよくあります。 もちろん、DEENについてはビーイングを離脱した以降の曲もよく聴いたりはしていますが、圧倒的に再生回数が多いのは、「Singles +1」というベスト盤に収録され

        • とりあえず休職になったお話

          前回の記事はこちら 「誰かに聞いて欲しいけど、非公開にしたいお話」 前回の記事同様。更新したことをシェアせずに、近況を書いていく話です。 もう職場に行くのは無理です 前日(12/20)は普通に公休を過ごしていました。1週間前にNOTEを更新して以来は、それほど大きなストレスも発作もなく、この状態が続けば、状況は改善していくかも…と少し楽観し始めた矢先の出来事でした。 公休から明けて、外は寒波の影響で雪が降っていましたが、まだ出勤できるレベルと思い、普通に出勤して仕事する

        昭和より今が断然生きやすい、というお話

          誰かに聞いて欲しいけど、非公開にしたいお話

          しばらくNOTEの投稿をしていませんでしたが、今の自分自身の状況と思いを整理しておきたくて、言葉にして文章にします。 この記事はタイトル通り、本当は誰かに聞いて欲しいのだけど、話すのに躊躇してしまう内容であるので、SNSで更新したことをシェアしたりしないようにします。 あるスマホアプリのために書いた文章を転載して、書き加えたものです。 僕は現在、リハビリ特化型のデイサービスに勤めている介護福祉士です。独身で認知症で要介護1の母と2人で暮らしています。 僕はこの職場や仕事内

          誰かに聞いて欲しいけど、非公開にしたいお話

          久々に燃え尽きてイベントロス状態になったお話

          去る2023.11.11(土)に音楽酒場ブギにて行われたDJイベント「スミヨシユーロビートナイト」に参加しました。結果、とても楽しいイベントで終わってから、ずっと抜け殻のようになっています。月曜日に有給を取っていたのは偶然だったのですが、休んでよかったと思いました。 実際、NOTEの更新も結構久しぶりで、このイベントにたどり着くまでに、いろんな紆余曲折があったのですが、そのことも含めて、いろんなことを書いていこうと思います。 選曲がぜんぜん捗らない苦悩 今回は「ユーロビ

          久々に燃え尽きてイベントロス状態になったお話

          「避けて食べれば」いい人に僕の偏食が理解できないお話

          この記事を書く前にタイトル画像を検索していて、面白い記事を発見しました。それは「異物混入」に関する記事(リンク先参照)なのですが、ただの食の好みの問題を「異物混入」というセンセーショナルなワードに置き換えて話をしているものです。例えば記事のもので言うと、よく言われる「酢豚にパイナップル」とか、「ポテトサラダにリンゴ」とか、そういうやつです。 僕自身、結構、偏食が激しい方なので、そういったものを「異物混入」とディスりたい気持ちは、本当によくわかり過ぎて困るくらいです。今回は、

          「避けて食べれば」いい人に僕の偏食が理解できないお話

          意外とあっけなく運転をやめさせたお話

          高齢者の免許返納については、高齢者福祉に携わる仕事をする立場としても、車が生活に必要不可欠な地方に住んでいる立場からしても、常日頃から、いろいろ考えさせられる部分があります。 今回は、認知症が徐々に進行している母の免許返納というか、運転を諦めてもらった話です。 昨年の更新の時点で返納すべきだった、と後悔 母は今、70代前半なのですが、今まで高齢者福祉、介護に携わる仕事をしてきて、戦後生まれの人で認知症が発症した事例をほとんど見ることなく過ごしてきたため、僕自身も、母がこん

          意外とあっけなく運転をやめさせたお話

          意外とナンノがツボだったお話

          2023年8月24日に高熱が出てから、その翌日に初めてコロナ陽性が発覚し、しばらく療養生活を送っていました。その間の出来事を、ただただ怒りに任せて書いたnoteの文章もあったりしますが、それを公開するかどうかは別として、療養中にふと、なぜか繰り返し聴いた南野陽子について、いろんな感想の言葉が浮かんだので、それをまとめてみたいと思いました。 当時はほとんど興味がなかったのに… 南野陽子がアイドルとして活躍していたとき、小学校の高学年から、中学生になるあたりで、おニャン子クラ

          意外とナンノがツボだったお話

          サービスを提供する側にも、受ける側にも大切なことのお話

          たまには、音楽とはほとんど関係ない仕事の話をしたいと思います。 僕は、大半が高齢者向けのリハビリ特化型デイサービスで仕事をしています。「大半が高齢者向け」というまどろっこしい書き方をしたのは、介護保険を利用する方が全員高齢者ではないからです。高齢者の方に比べれば少ないですが、中には「高齢者」の基準に当たらない65歳以下の方もいます。 ただ、今回の話の題材にしたいのは、主に75歳以上の後期高齢者の方々のお話です。 マシン使用の順番決めは、まさに「詰め将棋」 僕がいる施設

          サービスを提供する側にも、受ける側にも大切なことのお話

          フォローした人がミュートしたいポストばかりだったお話

          TwitterがXという名称になりましたが、やはりXだけではわかりにくいのか、(旧Twitter)という括弧書きが必ずついているし、この文章の中でも、なるだけそういう記述で行きたいと思います。 Xという名称に変わってから、ツイートもポストという呼び方に変わったりして、なかなか馴染めないかな…と思いきや、少し慣れてきた部分もあったりするのですが、そこまで不便に感じないのは、きっとTwitterの機能をそこまで使っていなかったからなのかもしれません。 さてX(旧Twitter)

          フォローした人がミュートしたいポストばかりだったお話

          頼っても、決して「丸投げはしない」というお話

          以前からイベントに出演する人や曲を聴いてくれる人に、うまく自己紹介ができて、かつ配信されている曲へのリンクなどが掲載されている広告媒体が作れないか、と考えてはいたのですが、先月(2023年7月14日)にオープンマイクに出たときに、それを「名刺」という形でやっている方がいて、「これだ!」と思いました。 下手の横好きではあるのですが、中高生の頃は音楽と同じくらいイラストを描いたりすることにも興味があったりして、よくノートやスケッチブックなどに書いたりしていました。授業中に取るノー

          頼っても、決して「丸投げはしない」というお話

          1つの恋愛と実は低音がよく聴こえていなかったお話

          アルバム『Dialogue 1991』についての話へのリンク その1「生きづらさの原因を探るお話」 その2「再会、そして内弁慶パフォーマー誕生のお話」 前回は2018年に一度、11曲12トラックでアルバムの音源を完成させた話まで書きました。しかし実際のリリースが2023年3月15日、収録トラックは12曲13トラックに変更。では、その5年近くの間に何があったのか? というのが今回のお話です。 内容故に、音楽の制作工程の話に偏る部分もあり、わかりやすく書くつもりではありますが

          1つの恋愛と実は低音がよく聴こえていなかったお話

          再会、そして内弁慶パフォーマー誕生のお話

          前回の更新で話が脱線しましたが、前々回の続きの話をしていきたいと思います。「葛城悠」を封印したいと思った話から、どうして「Yu Katsuragi」になったのか?という経緯を含めて、今の僕の音楽活動には欠かせない音楽酒場ブギとの出会いについて話していきたいと思います。 旧友とのアポなし再会と「リセット」失敗 前々回の話では、 「葛城悠」をエゴサーチして出てきたネット上の掲示板の文言の話までしていました。 ”誰か、葛城悠さんと連絡が取れる方いませんか?“ その言葉が載っ

          再会、そして内弁慶パフォーマー誕生のお話

          『本当の自分』=『なりたい自分』?というお話

          「誰も本当の自分をわかってくれない」 「この作品では等身大の自分を表現してみました」 うんちゃらかんちゃら… 最近、そういう言葉をあまり聞かなくなってきたような気がするのは、世の中でだんだん「多様性」なるものが少しずつ根を張ってきているからなのか。それとも、僕自身が年齢を重ねたからなのか。おそらく、その両方とも当てはまると思いますが、今考えると、自分自身が考える「本当の自分」ほど胡散臭いものはないな、と思ったりもする訳です。 かえって、他人が思っている自分の評価の方が、自

          『本当の自分』=『なりたい自分』?というお話

          「生きづらさ」の原因を探るお話

          …とタイトルに書きつつ、いよいよアルバム「Dialogue 1991」の話に入ります。それまで書いては保存しつつ非公開した文章ばかりが蓄積していった訳ですが、まず音楽的な部分ではなく、Yu Katsuragiの「設定」と、その中の人である僕自身の接点から、「Dialogue 1991」というアルバムを題材にして話していきたいと思います。 アーティスト表記を本気で変更しようと思ったこと まず、最初にこのアルバムはYu Katsuragiのアルバムとしてリリースした訳ですが、

          「生きづらさ」の原因を探るお話